日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

世界野球プレミア12 侍JAPAN、メキシコに辛勝。中田翔が5打点と大活躍!

2015年11月11日 | Sports

「WBSC世界野球プレミア12」は、10日から台湾での予選ラウンドが本格的にスタート。開幕戦の韓国戦に快勝した翌日に台湾入りした日本代表(侍ジャパン)は、11日に台北市立天母棒球場でメキシコ代表と対戦。メキシコは初戦にベネズエラ代表に6-4で勝利しています。勝った方が開幕2連勝となるこの一戦、侍JAPANの台湾での初戦は果たして?



第2戦のスタメン
     日本       メキシコ
1番(中)秋山翔吾   (二)メドラーノ
2番(遊)坂本勇人   (遊)ペレス
3番(二)山田哲人   (左)J・トーレス
4番(指)中村剛也   (一)R・ロペス
5番(左)筒香嘉智   (右)ドレーク
6番(一)中田翔    (指)フローレス
7番(三)松田宣浩   (捕)ソーサ
8番(右)平田良介   (三)マシアス
9番(捕)嶋基宏    (中)A・ロペス
  (投)前田健太   (投)E・ガルシア



1回、日本の先発・前田がメキシコの1,2番を連続三振に切って取ると、3番J.トーレスを2塁フライに打ち取り、3者凡退に抑える。その裏の日本の攻撃は、上位打線がメキシコ先発・E.ガルシアの前に3者凡退に終わります。
2回、前田は先頭打者のR.ロペスに2球目のシュートを打ち返され、レフトスタンドに飛び込むソロ本塁打…。4番に一発を浴びてしまい、先制点を許します。さらにこの後、ドレークの3塁内野安打&盗塁、ソーサの四球で1死1,2塁のピンチを背負いますが、後続をしっかりと抑えて追加点を与えません。
1点を追いかける日本は、2回裏に1死から筒香がレフト前ヒットを放つと、続く6番・中田がE・ガルシアの4球目をしっかり捉えます!打球はレフトへ大きく舞い上がり、そのままスタンドへと吸い込まれた!中田の2ラン本塁打が飛び出し、日本が2-1と勝ち越します!
さらに3回、秋山と坂本の連続ヒット、4番・中村剛の敬遠四球で1死満塁という場面で、筒香が4球目を叩き、ライト前へのタイムリーヒットで1点追加。なおもランナー2人置いて、中田のセンター犠牲フライでもう1点加え、4-1とリードを拡げます。
日本3点リードの4回、前田が2死からヒットの走者を出すと、ソーサに左中間へのタイムリー2塁打を打たれて1点を失い、4-2と2点差に迫られる。
それでも日本は5回、2アウトから中村剛の四球、筒香のヒットで1,2塁とし、ここまで3打点の中田がメキシコ3番手・サンチェスからセンター前ヒット。2塁走者・中村剛が生還し、日本が5点目を挙げる。打った中田はこの日4打点目。
ところが、試合中盤に差し掛かったところで、メキシコが反撃します。6回に4番のR.ロペスがレフトへの2塁打を放つと、無死2塁で5番・ドレークが日本2番手・西勇輝のストレートを捉え、ライト前へのタイムリーヒットを放ち1点を返す。7回には3連打で無死満塁のチャンスを作り、トーレスの併殺打の間に3塁走者が生還。これで5-4と日本のリードは1点に縮まった。メキシコはなおも2死3塁と一打同点のチャンスを迎えたが、R・ロペスが日本4番手・牧田和久の前に三振に倒れて同点とはならず。
日本1点リードで迎えた9回、澤村拓一を6番手に送り込んで逃げ切りを図ります。しかし、澤村は先頭打者に出塁を許すと、犠打と内野ゴロの間にランナーを3塁まで進められる。あと1死抑えれば勝利の場面で、代打T・トーレスに5球目のスプリットを弾き返され、打球はセンター前へ…。トーレスのタイムリーヒットで、メキシコが9回に5-5の同点に追いつく。
同点とされた日本は9回裏、先頭打者・山田がライトオーバーの2塁打を放ち、サヨナラのチャンスを作る。1死後、筒香が敬遠で歩かされ、1死1,2塁で好調の中田に打席が回る。一打サヨナラの場面で、中田はメキシコ4番手・カルデラの6球目を右中間へクリーンヒット!2塁から山田が生還して勝負有り!最後は中田のタイムリーヒットで、日本が6-5でメキシコをサヨナラで下しました!



プレミア12 グループB 第2戦 2015年11月11日(水)
日本-メキシコ (台湾・天母棒球場、試合開始:日本時間19時)
MEX 010 101 101  5
JPN 022 010 001x 6
勝利投手 [日]澤村(1勝)
敗戦投手 [メ]A.カルデラ(1敗)
本塁打  [メ]R.ロペス 1号(2回表ソロ)
     [日]中田 1号(2回裏2ラン)


韓国戦に続いてメキシコにも快勝と行きたかったんですが、メキシコ打線が健闘したので、競り合いとなりました。2回表に先制されながらも、その裏に逆転し、一時は3点差をつけましたが、6回からメキシコが反撃し、9回表に澤村投手が勝利まであと1人の場面で同点タイムリーを浴びてしまいました。正直言って「まさか」としか思えませんでした。それでも日本が9回裏に中田選手がタイムリーヒットを打ってくれました。格下相手に苦しみながらも、サヨナラ勝ちを収めた侍ジャパン。開幕2連勝でグループBの首位に躍り出ました。まだ残り3試合あるけど、このまま行けばベスト8入り確実でしょう!
この試合の先発を務めた前田投手は、5回まで86球を投げ、被安打5・7奪三振・1四死球・2失点という内容でした。日本のエースとして今大会初登板に臨みましたが、先制本塁打を浴びるなど2失点。勝ち投手の権利を得て降板したものの、ほろ苦い結果となりました。ポスティングでのメジャー挑戦を希望しているみたいですが、マイナーリーガーに打たれているようでは厳しいかも。次の登板ではリベンジを期待したいですね。
打線の方はチーム全体で12安打。中田翔選手がこの日3安打5打点を挙げる大活躍を見せました。最初の打席ではレフトスタンドへの勝ち越し2ラン、2打席目には1死満塁からキッチリと犠牲フライ、3打席目には詰まりながらもセンター前へのタイムリーヒット。そして最後の打席で右中間へのサヨナラヒットを放ちました。今までは4番に座りながらも結果を残せなかったけど、打順が下がったことで変なプレッシャーから解放されましたね。
中田選手以外では、韓国戦でノーヒットだった秋山選手と筒香選手の2人にも大会初ヒットが出ました。秋山選手は2安打のマルチ、筒香選手は3安打1安打の猛打賞でした。

開幕2連勝を飾った侍JAPANは、12日の第3戦でドミニカ共和国と対戦します。ドミニカとは国際大会で初めて戦うことになりますね。そのドミニカですが、初戦の相手・アメリカに5-11で敗れると、2戦目の韓国戦も1-10の大敗。2試合続けて2ケタ失点で2連敗を喫しております。いくらメジャーリーガー不在とはいえ、ドミニカってこんなに弱かったっけ…。次の試合もしっかり勝って、3連勝で首位をキープしてほしい!
余談ですが、侍ジャパンの真裏で、「W杯アジア2次予選」サッカー日本代表VSシンガポールの試合もあります。なんで野球代表とサッカー代表の試合が被るんだよ…。まぁ、どちらも勝ってくれるでしょう。





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