日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

休み明け&外枠も関係ない!モーリス、マイルGⅠ春秋連覇!

2015年11月22日 | 競馬

秋のマイル王者決定戦・第32回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が22日、東京競馬場で行われました。「京都競馬場開設90周年記念競走」と銘打たれた今年は、安田記念覇者⑯モーリス、連覇を目指す⑮ダノンシャーク、2014年皐月賞馬⑤イスラボニータ、GⅠ2勝⑰ロゴタイプ、今年の桜花賞馬③レッツゴードンキ、⑱クラリティスカイ&⑪カレンブラックヒルの「新旧3歳マイル王者」、2013年2歳女王⑫レッドリヴェール、今年春に豪州GⅠを勝った⑬リアルインパクトのGⅠ馬9頭が集結。他にも、スワンステークスを勝った⑦アルビアーノ、昨年2着の⑩フィエロ、安田記念2着①ヴァンセンヌ、⑧サトノアラジン、④ダイワマッジョーレ、⑭トーセンスターダムなどが参戦しました。



単勝の上位人気は、1番人気イスラボニータ(3.2倍)、フィエロが2番人気(5.1倍)、3番人気サトノアラジン(5.6倍)、差の無い4番人気にモーリス(5.7倍)。5番人気以降はアルビアーノ、ヴァンセンヌ、ダノンシャーク、ロゴタイプ、トーセンスターダム、レッツゴードンキと続きました。
注目のスタートで、イスラボニータがやや出遅れてしまう。その一方で、ロゴタイプとクラリティスカイの2頭が好スタートを見せた。先行争いで、ロゴタイプ・クラリティスカイ・トーセンスターダムの外枠勢を差し置いて、レッツゴードンキがハナを奪う。クラスカが外で並びかけ、スターダムは3番手に控える。4番手②ケイアイエレガント、5番手アルビアーノとロゴタイプが5,6番手で並ぶ。7番手ダイワマッジョーレ、8番手フィエロ、その後ろの9,10番手の位置にモーリスとサトノアラジンが並走。中団より後ろのグループには、カレンブラックヒル・レッドリヴェール、出遅れたイスラボニータは13番手まで押し上げた。14番手にリアルインパクト、15番手⑥アルマワイオリ、後方はダノンシャーク、ヴァンセンヌ、レッドアリオンと続く。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭を行くドンキは前半800mを47秒台で通過。クラスカがピッタリと2番手、スターダム3番手変わらず。アルビアーノが4番手に浮上し、ロゴタイプ6番手、フィエロ・モーリス・アラジンは中団待機、ボニータはまた後方の位置だ。
4コーナーを回り、最後の直線に入ったところで、レッツゴードンキがまた先頭で粘るが、クラリティスカイとトーセンスターダムが接近する。4番手のアルビアーノが最内に入る。後続からフィエロとロゴタイプ、外からモーリスがやってきた!ゴールまで残り200mを切り、アルビとドンキの3歳牝馬2頭が競り合うところを、モーリスがあっさりとかわして先頭に浮上。ラスト100mでイスラボニータがようやく追い上げてきたが、モーリスが先頭でゴールイン!2番手にフィエロ、3番手争いはイスラボニータとサトノアラジンが並んでゴール。



マイルCS 全着順&払戻金
1着⑯モーリス       1分32秒8
2着⑩フィエロ       1馬身1/4
3着⑤イスラボニータ      クビ
4着⑧サトノアラジン      ハナ
5着⑦アルビアーノ       クビ
6着③レッツゴードンキ   1馬身1/4 
7着⑭トーセンスターダム   アタマ
8着⑬リアルインパクト    アタマ
9着⑰ロゴタイプ       3/4馬身
10着⑮ダノンシャーク     3/4馬身
11着⑥アルマワイオリ      クビ
12着⑱クラリティスカイ    1/2馬身
13着⑪カレンブラックヒル   1/2馬身
14着①ヴァンセンヌ      1/2馬身
15着⑫レッドリヴェール     クビ
16着②ケイアイエレガント    クビ
17着④ダイワマッジョーレ    クビ
18着⑨レッドアリオン     1馬身1/2

単勝 ⑯ 570円
複勝 ⑯ 210円  ⑩ 150円  ⑤ 130円
枠連 [5]-[8] 1,270円
馬連 ⑩-⑯ 1,780円
馬単 ⑯-⑩ 3,400円
ワイド ⑩-⑯ 690円  ⑤-⑯ 590円  ⑤-⑩ 300円
3連複 ⑤-⑩-⑯ 2,000円
3連単 ⑯-⑩-⑤ 12,000円


GⅠウィナー9頭が参戦した今年のマイルチャンピオンシップは、単勝4番人気のモーリスが差し切って優勝。2着には2番人気・フィエロ、3着には1番人気・イスラボニータが入りました。フィエロは昨年に続いての2着、ボニータはスタートの出遅れが響きました。3番人気のサトノアラジンは4着、3歳牝馬として史上初制覇の期待が込められていたアルビアーノは5着。昨年の優勝馬・ダノンシャークは10着に終わりました。
勝ったモーリスは、前走の安田記念に続いてのGⅠ制覇で自身2勝目。マイルGⅠ春秋連覇は、2007年のダイワメジャー以来史上6頭目となります。鞍上のライアン・ムーア騎手は同レース初勝利で、日本でのGⅠ勝ちはジェンティルドンナとのコンビで勝った2013年のジャパンカップ以来です。ムーア騎手は今月12日から短期免許で騎乗し、ここまで7勝をマーク。今年はイギリスの2000ギニーと1000ギニーを勝った後、落馬で首を負傷しましたが、アメリカのブリーダーズカップターフ、日本のマイルCSと国内外のGⅠを制覇。一時は「年内休養で来日は絶望的」かと言われたんですがねえ…。
モーリスは今年に入ってから5戦5勝。前走の安田記念を勝利した後、背中と腰を痛めて当初予定していた毎日王冠を回避。今回は前走から5ヶ月の休み明け、ぶっつけ本番、外枠という理由から4番人気という評価。しかし、レースになると、道中は完璧に折り合い、直線で剛腕・ムーア騎手のムチに導かれるように脚を伸ばしました。様々な不安を一掃しての快勝。GⅠ連勝でマイル界はもはや敵無し、それに「4歳世代のトップ」であることを証明してみせました。
今後の予定は、体調が万全なら12月の香港国際競走に参戦するでしょう。現時点では「香港カップ(2000m)」が第1希望、「香港マイル」は第2希望に挙げています。距離適性と実績を考えて、香港マイルに挑戦したほうがいいのではないかと思います。




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