日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

侍JAPANがアメリカを粉砕!4連勝で1次ラウンド1位通過を決める!

2015年11月14日 | Sports

「WBSC世界野球プレミア12」の1次ラウンドも終盤に突入。ここまで3戦全勝でグループB首位をひた走る日本代表(侍JAPAN)は、14日に桃園国際棒球場でアメリカ代表と激突。日本はこの試合で勝てば準々決勝進出と同時に、1次ラウンド1位通過が決定します。強敵・アメリカとの日米決戦にも勝って4連勝となるか?


両チームのスタメン
    <日本>     <アメリカ>
1番(中)秋山翔吾   (中)メイ
2番(遊)坂本勇人   (二)フレイザー
3番(二)山田哲人   (右)アイブナー
4番(指)中村剛也   (指)ブラック
5番(左)筒香嘉智   (一)マーティン
6番(一)中田翔    (左)マクブライド
7番(三)松田宣浩   (三)パストルニッキー
8番(右)中村晃    (捕)モーリン
9番(捕)嶋基宏    (遊)ソト
  (投)菅野智之   (投)グルーベ

日本はこの試合、松田と嶋が先発に復帰。中村晃が8番ライトで今大会初スタメン。


1回、日本先発・菅野が、アメリカの1番・メイに四球を与えると、続くフレイザーにも四球で、無死1,2塁のピンチを招く。しかし、アイブナーを内野ゴロに打ち取ると、4番・ブラックを遊撃ゴロ併殺打に仕留め、立ち上がりのピンチを脱します。
しかし2回、菅野が1死走者無しで6番・マクブライドに初球ストレートを打ち抜かれ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて先制点を与えてしまいます。3回にはフレイザーに右中間への3塁打を打たれると、アイブナーのライト前タイムリーヒットでもう1点失います。
日本打線はアメリカ先発・グルーベの前に3回まで無得点。2点ビハインドの4回、1死から山田がヒットで出塁すると、2死2塁で筒香がグルーベの初球を叩き、左中間へのタイムリー2塁打を放ち1点を返します。5回には2死2塁の場面で、秋山がライト前にヒットを放ち、2塁走者・嶋が本塁を狙うも、アメリカ右翼手・アイブナーの好返球に阻まれタッチアウト。同点とはならず。
6回、日本は山田の四球、中村のセンター前ヒットで1死1,2塁。ヒットが出れば同点という場面で、筒香がアメリカ3番手・イブランドの2球目のスライダーを弾き返し、バットを折りながらもセンター前に運ぶ。2塁走者・山田が生還し、2-2の同点。なおもランナー2人置いて、中田翔が3球目のストレートをフルスイング!打球は左中間に飛び、そのままスタンドイン!中田翔が3ラン本塁打を放ち、日本が5-2と逆転に成功します!
試合をひっくり返して勢いづいた日本は、7回に2死1,2塁から筒香がアメリカ4番手・サターホワイトからセンター前タイムリーヒットを放ち6点目。筒香はこれで3打席連続タイムリー。さらに中田の四球で満塁となり、松田が初球スライダーをジャストミート!完璧に捉えた当たりは、レフトスタンドに突き刺さる満塁本塁打!この回5点を追加し、10-2とアメリカを突き放します。
その後は山崎康晃→増井浩俊→澤村拓一の投手リレーでアメリカ打線を寄せ付けずゲームセット。日本が10-2でアメリカに圧勝しました!



プレミア12 1次ラウンド グループB アメリカ-日本
(試合開始:11/14(土)19:00 球場:桃園国際棒球場)
JPN 000 104 500  10
USA 011 000 000  2
勝利投手 [日]則本(1勝)
敗戦投手 [米]J.シモンズ(1敗)
本塁打  [日] 中田 2号(6回表3ラン)、 松田 1号(7回表満塁)
     [米] M.マクブライド 1号(2回裏ソロ)


グループB最大のライバル・アメリカとの一戦は、菅野投手が3回まで2点を失いましたが、日本が中盤に入ってから逆襲し、筒香選手が反撃&同点の一打を放てば、打撃好調・中田選手が値千金の逆転3ラン本塁打!さらには松田選手のグランドスラムまで飛び出しました。序盤はアメリカペース、中盤以降は日本が試合を支配。アメリカに圧勝した日本、無傷の4連勝で決勝トーナメント進出&グループB首位通過決定です!これにより16日の準々決勝は、グループAの4位チームと戦うことになりました。もしかすると、台湾かキューバと当たるかもしれない。
この試合チーム全体で13安打を記録した日本打線、筒香選手が3打席連続タイムリーヒットで3打点をマーク。4回の第2打席で反撃のヒット、その次にはバットを折りながらもセンター前に持って行き、7回の第4打席では低めの球を捉え、詰まりながらもセンター前ヒットを放ちました。前回のドミニカ共和国戦では、守備の祭に目測を誤るチョンボがありましたが、それから2日後にバットで見事に帳消ししました。小久保監督も「中田の一発もあったけど、今日は筒香に尽きる」と筒香選手の活躍を称えていました。
そして中田選手がこの日もやってくれました。同点に追いついた直後の場面で、豪快な3ラン本塁打。中田選手にとって今大会2本目のホームランです。メキシコ戦で5打点、ドミニカ戦で3打点、アメリカ戦でも3打点を挙げ、4試合終えて15打数8安打・2本塁打・11打点・打率.533。打点部門では現在トップです。ベネスエラ戦でも打点を挙げてほしいですなあ。
7回にダメ押しの満塁本塁打を放った松田選手は、初球を強振し、弾丸ライナーでレフトスタンドに叩き込みました。そして台湾でも「熱男」パフォーマンスを繰り出し、観客を大いに沸かせました。海外FA権でのメジャーリーグ移籍を希望しているけど、MLBスカウトの評価が上がりそうですね。
他にも、初めてスタメンに起用された中村晃選手が3安打の猛打賞。最初の打席ではピッチャー強襲の内野安打。さらにこの後、センター前、レフト前にもヒットを打っております。
投手陣は、先発の菅野投手が4回まで投げて被安打5・4奪三振・3四死球・2失点。毎回ランナーを出し続け、初回に連続四球、2回にはホームランを浴び、3回は連打で1点を失いました。4回も先頭打者に四球を与えたものの、追加点は与えず。前回のプエルトリコとの強化試合と同様、苦しいマウンドとなりましたねえ。
5回から2番手で登板した則本投手は、2イニング無失点で勝利投手に。最初のイニングを3者凡退で終え、6回には2本のヒットを浴びましたが、モーリンを三振に切ってガッツポーズ。則本投手の気迫溢れるピッチングもまた、日本の逆転勝ちの要因といえるでしょう。

4連勝でグループB1位通過の侍ジャパンは、15日にベネスエラ代表と対戦。1次ラウンド全勝をかけた一戦は、西勇輝投手が先発予定。準々決勝はもしかすると、大谷翔平投手が投げるかもしれませんね。ベネズエラは現在2勝2敗で3位につけていますが、ベスト8入りは決まっていません。次の試合は主力を温存させ、出場機会の少ない選手を起用することもあり得ると思います。ベネズエラも撃破して、全勝で終えられるでしょうか?



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