日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今年の有馬は波乱決着!ゴールドアクターが4連勝でGⅠ制覇!ラストランのゴールドシップは8着。

2015年12月27日 | 競馬

2015年の中央競馬総決算・第60回有馬記念(GⅠ・芝2500m 16頭立て)が27日、中山競馬場で行われました。ファン投票第1位でこれが引退レースとなる⑮ゴールドシップ、「2015年はオレの年」④ラブリーデイ、勝ったら「まつり」だ⑪キタサンブラック、姉弟で有馬参戦の⑯マリアライト&⑫リアファル、3歳牝馬⑬ルージュバック、4連勝中の⑥アルバート、3連勝中の⑦ゴールドアクター、トンネルから抜け出せない元ダービー馬⑧ワンアンドオンリー、ジャパンカップ2着③ラストインパクト、「ミルコマジック」で頂点を狙う⑨サウンズオブアースなど16頭がエントリーしました。



単勝の人気は、1番人気ゴールドシップ(4.1倍)、2番人気ラブリーデイ(4.5倍)、リアファルが3番人気(5.6倍)。4番人気以降はキタサンブラック(8.4倍)、サウンズオブアース(9.9倍)、ルージュバック、アルバート、ゴールドアクターと続きました。
スタートは16頭綺麗に飛び出し、ゴールドシップはすぐさま最後方に下げた。3コーナーに向かっての先行争いで、ゴールドアクターが先手を取るが、キタサンブラックが前に出る。リアファル3番手、サウンズオブアース4番手、ラブリーデイは5番手と有力勢は先団の位置でレースを進める。1周目のスタンド前に差し掛かり、キタサンブラックが先頭、リアファルが2番手に浮上し、マリアライトが3番手。姉が弟にマークする形だ。ラブリーデイは6,7番手で並び、ルージュバックは10番手から。アルバートは後方2番手、ゴールドシップは殿でスタンド前を通過した。
1コーナーを回り、先頭のキタブラは最初の1000mを62秒台とゆったりとしたペースで通過。2番手のリアファルがキタブラに並びかけようとする。3番手グループは内にアクター、真ん中アース、外にマリアと3頭が固まっている。その後ろの6番手にラブリーが追走。7番手に⑤アドマイヤデウス、8番手②ヒットザターゲット、9番手ラストインパクト、中団の10番手にルージュ、その内側の11番手にワンオン。12番手⑭ダービーフィズ、13番手①オーシャンブルー、14番手⑩トーセンレーヴ、15番手アルバート。そして最後方のゴルシが残り1000mのところから進出開始。
3コーナーを回り、キタサンブラックが依然として先頭だが、マリアライトがリアファルを抜いて2番手。ゴールドシップが大外捲りで一気に3番手に浮上してきた!ゴールドアクターが内ラチ沿いを進む。ルージュバックも好位に進出し、サウンズオブアースとラブリーデイは馬群の中。
いよいよ勝負は4コーナーから最後の直線コースへ。キタブラがまだ逃げ粘り、外のマリアが捕らえにかかり、3番手からアクターが接近する。内側からラブリーデイが突っ込もうとし、アースも追い上げる。ゴールドシップは苦しくなったか?ゴールまで残り100mを切り、ゴールドアクターが前にいた2頭をまとめてかわし、外からサウンズオブアースが2番手に立ったが、ゴールドアクターが先頭ゴールイン!伏兵・ゴールドアクター、今年最後の大一番で主役に立ちました!



有馬記念 全着順&払戻金
1着⑦ゴールドアクター   2分33秒0
2着⑨サウンズオブアース   クビ
3着⑪キタサンブラック     3/4馬身
4着⑯マリアライト        アタマ
5着④ラブリーデイ       1/2馬身
6着⑩トーセンレーヴ      クビ
7着⑤アドマイヤデウス     ハナ
8着⑮ゴールドシップ      クビ
9着⑧ワンアンドオンリー   1馬身
10着⑬ルージュバック      クビ
11着⑥アルバート        クビ
12着③ラストインパクト     クビ
13着②ヒットザターゲット   1/2馬身
14着⑭ダービーフィズ     1馬身
15着①オーシャンブルー    9馬身
16着⑫リアファル        クビ

単勝 ⑦ 1,700円
複勝 ⑦ 410円  ⑨ 290円  ⑪ 340円
枠連 [4]-[5] 5,010円
馬連 ⑦-⑨ 6,840円
馬単 ⑦-⑨ 13,780円
ワイド ⑦-⑨ 1,760円  ⑦-⑪ 2,300円  ⑨-⑪ 1,720円
3連複 ⑦-⑨-⑪ 20,360円
3連単 ⑦-⑨-⑪ 125,870円


節目の60回目のグランプリは、単勝8番人気の伏兵・ゴールドアクターが制しました。ゴールドはゴールドでも、ゴールドアクターの方でしたか。2着には5番人気のサウンズオブアース、序盤からレースを引っ張ったキタサンブラックが3着に粘りました。この3頭はみんな前の方で走っていました。上位人気が馬券圏内に絡まなかったため、3連単で12万5870円の配当がつきました。
2番人気のラブリーデイは直線行き場を失って5着。距離が長かったってことも影響したかな。勝てば年度代表馬をほぼ手中に収めていただけに、悔しい結果でした。1番人気だったゴールドシップは8着に終わり、有終の美を飾れず。残り1000mから急加速し、ぐんぐんポジションを押し上げていったシーンは、場内から大歓声が沸き起こりました。しかし、最後の直線で勢いが止まってしまいました…。「来たぞ~!」から一転、「あれっ?」っとなりましたな。
3番人気のリアファルはまさかの最下位。3,4コーナー中間あたりからズルズル後退したのでどうしたんだろうと思いましたが、左肩破行と診断されました。4着と好走した姉・マリアライトとは対照的な結果。とりあえずゆっくり治してほしい。
優勝したゴールドアクターは、前走のアルゼンチン共和国杯に続いての重賞制覇で、自身4連勝でGⅠ競走初勝利。鞍上の吉田隼人騎手は、騎手生活12年目にして悲願のGⅠ競走初制覇。初めてのGⅠタイトルがグランプリ、正しく大仕事をやって退けました。管理する中川公成調教師もGⅠ初勝利。さらには馬主の居城要氏、生産者・北勝ファームもGⅠ初V。みんな初めてばっかりですね。
ゴールドアクターの祖父・グラスワンダーは、1998年と1999年の有馬記念を連覇。父のスクリーンヒーローは、2008年に参戦して5着という結果でした。スクリーンヒーロー産駒といえばモーリスが有名ですが、ゴールドアクターも今年は4戦全勝。この秋のGⅠ戦線は、スクリーンヒーロー産駒が大活躍でした。ゴールドアクターは2500m超のレースで5戦4勝、3000mの菊花賞でも3着に入っているから、長距離適性は抜群。来年の春は、阪神大賞典をステップに春の天皇賞へと向かうと思われます。2016年の競馬界の主役へ、ゴールドアクターは更に輝きを増すことでしょう。


2015年の中央競馬は、27日を以って全日程が終了。2016年は1月5日(火曜日)に新春恒例の「東西金杯」からスタートします。そして、有馬記念から2日後の12月29日には、大井競馬場でダート競馬総決算・東京大賞典が行われます。ホッコータルマエが同レース史上初の3連覇に挑戦し、コパノリッキー、サウンドトゥルー、ワンダーアキュート、ハッピースプリントなどが出走します。東京大賞典もお見逃しなく!




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