サッカー国際親善試合「MS&ADカップ2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティ-マッチ がんばるばい熊本〜 U-23日本代表VSガーナA代表」が11日、ベストアメニティスタジアム(鳥栖スタジアム)で行われました。リオ五輪でメダル獲得を目指す手倉森JAPAN、今回の対戦相手であるガーナ代表は、「仮想ナイジェリア」として最高の相手です。結果と同時に内容も問われるこの試合、アフリカの難敵から勝利なるか?
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[U-23日本代表]
GK 1 櫛引政敏
DF 15 亀川諒史
DF 20 伊東幸敏
DF 13 奈良竜樹
DF 5 植田直通
MF 8 大島僚太
MF 12 橋本拳人
MF 10 矢島慎也
MF 9 野津田岳人
FW 21 富樫敬真
FW 16 浅野拓磨
日本は前半開始早々の1分、野津田がペナルティエリア手前から左足を振り抜いたが、ミドルシュートは枠を捉えられず。6分には植田のロングパス→浅野が抜け出したが、シュートを決められず。迎えた前半12分、敵陣で細かくボールを繋ぎ、最後は矢島が左サイドから右足で直接シュート。これがゴールへと吸い込まれ、日本が先制点をゲット。さらに3分後の15分、右サイドから野津田→伊東クロス→ファーサイドでフリーになっていた矢島が右足で合わせて追加点を奪います。
リズムを掴んだ日本は、26分に左CKからDF奈良が頭で合わせたが、ガーナGKの好セーブに阻まれる。30分、PA手前で浅野がパス→右にいた富樫が右足ループシュートでゴールネットを揺らし、日本が3点目を挙げます。日本は33分に富樫が抜け出してシュートを放つもGKに阻まれ、34分には伊東のクロス→浅野が合わせるも4点目を挙げられず。前半は日本3点リードで折り返し。
後半、日本は開始からGK櫛引→杉本大地、DF奈良→岩波拓也、MF橋本→井手口陽介、FW浅野→金森健志と4人を一斉に入れ替え。
後半4分、伊東→富樫とつなぎ、金森が飛び込むも不発に終わる。後半12分には野津田のスルーパスに金森が抜け出すも、シュート打ち切れず。後半26分には途中出場の前田直輝が左足ミドルを狙うもクロスバーの上。その後も攻め続け、34分に野津田のボレー、後半44分には富樫がシュートを放つもゴールを奪えず。試合はこのまま3-0で終了。日本がガーナに勝利しました。
「仮想ナイジェリア」のガーナ戦は、日本の快勝という結果に終わりました。前半に矢島選手の2得点、富樫選手にもゴールが生まれ、前半30分までに3点を入れました。後半は何度も惜しい場面がありながらもダメ押し点が奪えませんでした。前半は上出来だったけど、後半は攻撃陣に課題が残る内容でしたね~。守備陣は「フル代表だけど国内組」の相手に無失点。守備の要でゲームキャプテンを務めた植田選手(熊本出身)も出血しながらもよく頑張りました。
前半に2得点を挙げた矢島選手、1点目は左サイドから鮮やかな右足でのゴール。クロスではなくシュートを選択したのは正解でした。2点目は右足ダイレクトボレーで決めましたが、アシストした伊東選手のクロスも見事なものでした。代表初出場・初先発だった富樫選手は、前半30分に右足のループシュートを決め、代表初得点をマーク。手倉森監督の期待にしっかりと応え、本大会入りへ大きな結果を残しましたね。
手倉森JAPANの今後のスケジュールは、5月21日からの「トゥーロン国際大会」に出場。五輪前哨戦であるこの大会、日本はパラグアイ、ポルトガル、イングランド、ギニアの4カ国と対戦します。リオ五輪では、初戦にナイジェリア(5日)、2戦目にコロンビア(8日)、3戦目にスウェーデン(11日)と戦います。本番は厳しいグループに入りましたが、グループステージを突破できることを願ってやみません。