日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

7歳牝馬で初めてのGⅠ勝ち!「熟女」ストレイトガールがヴィクトリアマイル2連覇!

2016年05月15日 | 競馬

春の最強牝馬決定戦・第11回ヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が15日、東京競馬場で行われました。2015年最優秀4歳以上牝馬⑮ショウナンパンドラ、昨年の2冠牝馬⑩ミッキークイーン、昨年GⅠ2勝を挙げた⑬ストレイトガール、桜花賞馬⑪レッツゴードンキ、まだ現役の⑧メイショウマンボ、2014年の阪神JF以来の出走となる⑱ショウナンアデラ、2013年2歳女王⑤レッドリヴェールとGⅠ馬7頭が参戦。
他にも重賞2連勝中の②スマートレイアー、復活を狙う⑦ルージュバック、ダービー卿で牡馬を撃破した⑥マジックタイム、京都牝馬ステークス覇者⑫クイーンズリング、中山牝馬ステークスを勝った⑯シュンドルボン、④ウリウリ、③シャルールなど、好メンバーが揃いました。



単勝の上位人気は、ミッキークイーンが単勝3.4倍で1番人気、2番人気ショウナンパンドラ(4.4倍)、3番人気がミッキークイーン(7.0倍)。4番人気のルージュバック(8.7倍)までが10倍以下で、その後はクイーンズリング、マジックタイム、ストレイトガール、レッツゴードンキ、シャルールと続きました。
スタートは18頭大きな出遅れは無し。ミッキークイーンとスマートレイアー、ルージュバックは好スタートを切り、ショウナンパンドラは後方から。先行争いで、内から①ウインプリメーラ、スマートレイアー、シャルール、レッドリヴェールの4頭が前を争い、リヴェールが先手を奪う。レイアーは2番手に控え、シャルール3番手、プリメーラ4番手、⑨カフェブリリアントが5番手。6番手グループには、レッツゴードンキ・ルージュバック・マジックタイムの3頭が固まり、内側の9番手にウリウリ、クイーンズリングは10番手、11番手⑰トーセンビクトリー。12番手にストレイトガール、13番手にミッキークイーン、その後ろの14番手の位置にショウナンパンドラが追走する。15,16番手にメイショウマンボとシュンドルボン、後方はショウナンアデラと⑭ウキヨノカゼと続く。
3,4コーナー中間点を過ぎ、今度はカフェブリが押し出されるような感じで先頭に浮上。リヴェールは2番手、レイアー3番手。後続ではビクトリーが5番手まで進出している。ルージュ、クイリンとマジックは馬混みの中、ミキクイは中団より後ろ、ショウパンは外に出した。
最後の直線コースに入り、カフェブリリアントが先頭を行くが、外からスマートレイアーが追いかけ、後続からはマジックタイムとストレイトガールが接近する。ミッキークイーンはまだ中団、大外からショウナンパンドラが伸びてきている。ゴール残り200mを切ったところで、ストガーが抜け出し、後続を引き離す。ショウパンとミキクイが追い上げてきたが、ストレイトガールが先頭でゴールイン!7歳牝馬・ストレイトガールがヴィクトリアマイル連覇を成し遂げました!



ヴィクトリアマイル 全着順&払戻金
1着⑬ストレイトガール    1分31秒5
2着⑩ミッキークイーン    2馬身1/2
3着⑮ショウナンパンドラ    ハナ
4着②スマートレイアー    1馬身1/4
5着⑦ルージュバック      ハナ
6着⑥マジックタイム
7着⑭ウキヨノカゼ
8着⑫クイーンズリング
9着⑯シュンドルボン
10着⑪レッツゴードンキ
11着①ウインプリメーラ
12着⑧メイショウマンボ
13着⑧ウリウリ
14着⑤レッドリヴェール
15着⑨カフェブリリアント
16着⑱ショウナンアデラ
17着⑰トーセンビクトリー
18着③シャルール



単勝 ⑬ 1770円        
複勝 ⑬ 410円 ⑩ 140円 ⑮ 170円
枠連 [5]ー[7] 650円        
馬連 ⑩-⑬ 3510円
馬単 ⑬-⑩ 9790円         
ワイド ⑩-⑬ 1310円 ⑬-⑮ 1790円 ⑩-⑮ 350円      
3連複 ⑩-⑬-⑮ 6090円        
3連単 ⑬-⑩-⑮ 48310円



春の牝馬№1を決める一戦は、7番人気だったストレイトガールが優勝し、ヴィルシーナ(2013年,14年)に次いで2頭目のヴィクトリアマイル連覇を達成。直線で馬群の中を割って抜け出すと、ミッキークイーンとショウナンパンドラの追撃を振り切り、2馬身半をつけての完勝を収めました。1番人気だったミッキークイーンは2着、2番人気のショウナンパンドラは3着。3番人気だったスマートレイアーは4着でした。ミキクイもショウパンも追い込んできたけど、距離適性の違い、マイル経験の差が結果に顕れれたと思います。ショウパンに至っては、馬体重が前走から-10キロだったのも敗因のひとつかもしれない。
勝ったストレイトガールは、これでGⅠ3勝目をマーク。鞍上の戸崎圭太騎手も同レース2連覇です。7歳牝馬がGⅠ競走を勝利したのは史上初の快挙。1分31秒5の勝ちタイムは、アパパネが保持していた「1分31秒9」のレースレコードを更新しました。
ストガーは当初、2015年限りで現役引退→繁殖入りする予定でしたが、オーナーの意向により引退撤回を表明。今年で7歳ですが、競走馬としては大ベテラン、人間なら「熟女」の域、他の牝馬だったらもう既に子供を産んでいる年齢です。現役続行というニュースを見たとき、「えっ?やめるんじゃなかったの?」、「まだ走らせるのか?よせばいいのに」と思いました。今回のVMは「厳しいんじゃないか」と思っていましたが、7歳とは思えないスピードで圧倒し、ショウナンパンドラ&ミッキークイーンの2強を完封。熟女パワー恐るべし…。
「引退撤回からのGⅠ勝ち」を成し遂げた、今後は安田記念、秋にはスプリンターズステークスかマイルチャンピオンシップに参戦することも考えられます。それか、VM連覇に満足してこのまま本当に引退という選択もありそう。「常識破りの熟女」がまた伝説を作るところを見たい気もあるが…。

来週は3歳牝馬クラシックの第2戦・オークスが行われます。桜花賞2着・シンハライト、フローラステークスで圧勝したチェッキーノ、フラワーカップを勝ったエンジェルフェイス、スイートピーステークスを勝ったジェラシー、忘れな草賞を制したロッテンマイヤー、アットザシーサイド、アドマイヤリード、フロンテアクイーン、ビッシュなどが登録しております。桜花賞馬・ジュエラーが骨折で離脱し、樫の女王争いは混戦ムード。3歳牝馬の頂点に立つのはどの馬なのか?




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