日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

侍JAPANがオランダに連勝。「神ってる男」鈴木誠也が延長10回に満塁ホームラン!

2016年11月14日 | Sports

野球の「侍ジャパン強化試合」オランダ代表VS日本代表の第2戦が13日、東京ドームで行われました。12日の試合は、タイブレークの延長10回に大野奨太選手のタイムリーヒットで、日本が9-8でオランダにサヨナラ勝ちを収めました。日本代表の強化試合4連戦の最終戦となるこの日も、延長戦までもつれました。


スタメンはこちら
    <日本>
1(中)秋山翔吾(西武)
2(二)菊池涼介(広島)
3(指)山田哲人(ヤクルト)
4(一)中田翔(日本ハム)
5(左)筒香嘉智(DeNA)
6(右)鈴木誠也(広島)
7(三)松田宣浩(ソフトバンク)
8(捕)大野奨太(日本ハム)
9(遊)中島卓也(日本ハム)
 (投)石田健大(DeNA)

   <オランダ>
1(中)ガリア
2(遊)ジュリクソン・プロファー
3(一)デカスター
4(右)サムス
5(指)ザラーガ
6(捕)リカルド
7(三)ジェレミ・プロファー
8(二)スコープ
9(左)ケンプ
 (投)マークウェル


1回、日本の先発・石田がオランダの先頭打者に四球を与えると、続くジェリクソンに死球を与えてしまう。無死1,2塁でデカスターにセンター前タイムリーヒットを打たれて1点を先制されると、2死1,3塁でリカルドに三塁強襲のタイムリーヒットを浴びてしまい、初回に2点を許します。
日本は2回に筒香の四球、鈴木の2塁打で無死2,3塁と攻める。松田が倒れて1死後、大野がオランダ先発・マークウェルからライト前タイムリーヒットを放ち1点を返す。なおも1,3塁とチャンスが続いたが、中島がスクイズを失敗し、日本の反撃は1点止まり。
その裏、石田が2本のヒットを許して2死2,3塁のピンチを背負い、デカスターにセンターオーバーの2点タイムリー2塁打を打たれる。またも2点を失った石田は、2回まで4失点。
4回、日本は松田がオランダ2番手・スルバランからレフトスタンドへのソロ本塁打を放ち、2-4と再び2点差に詰め寄るが、4回裏に日本2番手・田口麗斗(巨人)が1死満塁からデカスターに犠牲フライを許すと、5回には1死1,2塁からスコープに左中間スタンドへの3ラン本塁打を浴びてしまう。5回を終えて2-8とオランダが6点リード。

意地を見せたい日本は7回、先頭打者・大野の場面で大谷翔平(日本ハム)が代打で登場。その大谷はオランダ4番手・フロラヌスの4球目を強振。ライトへ高く舞い上がった打球は、東京ドームの天井に消えてしまった!記録は2塁打扱いだが、大谷がまたも代表戦で衝撃的なバッティングを見せた。この後、1死1,2塁の場面で菊池がレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点を返すと、1死2,3塁から山田のセンター前タイムリーでさらに2点を返して5-8と3点差。
途中出場・中村晃(ソフトバンク)がヒットで繋ぎ、またもランナー2人置いて筒香が、あと少しでホームランかというセンターフェンス直撃のタイムリー2塁打で6-8。なおも1死2,3塁と一打同点の場面で、鈴木がオランダ6番手・ファンミルから左中間へのタイムリー2塁打!2人の走者が生還し、これで8-8の同点!5連続ヒットで6点差を追いついた!

日本は8回に2アウトから中村2塁打、筒香と鈴木の連続四球で満塁のチャンスを掴むが、松田が凡退して無得点。試合は9回まで両チームとも勝ち越し点が取れず、8-8のままタイブレーク方式の延長戦に突入。
10回、日本は先頭の中村が送りバントを試みるも失敗。続く筒香が四球を選んで満塁。犠牲フライでも1点が入る場面で、鈴木がオランダ9番手・ケリーの5球目をジャストミート!レフトスタンドに突き刺さる満塁本塁打を放ち、日本が12-8と逆転します!その裏、日本5番手・千賀滉大が2点を失ったが、最後の打者を三振に仕留めて試合終了。日本が12-10でオランダに競り勝ちました。




侍ジャパン強化試合  2016/11/13(日)
オランダ-日本 第2戦 (日本2勝、東京ドーム、18:03、24,888人)
JPN 010 100 600 4  12
NED 220 130 000 2  10
【責任投手】
(勝)秋吉
(S)千賀
(敗)プルッガー
【本塁打】
(日)松田1号ソロ(4回、スルバラン)、鈴木1号満塁(10回、ケリー)
(オ)スコープ1号3ラン(5回、田口)



侍ジャパンの強化試合4連戦の最終日も、オランダを相手に苦戦を強いられましたが、2日続けて延長戦をモノにしました。5回までに6点差をつけられましたが、7回に5連打で6点を奪うビッグイニングが生まれました。その前には大谷選手の「天井裏への2塁打」が発生。あのワンプレーで流れが日本に傾いたと思います。東京ドームの天井裏に打球をぶち込んて2塁打にしたのは、巨人時代の松井秀喜さん以来(2002年の横浜戦)史上2人目です。大谷さん、次はスピーカーに当ててみてください。当たれば認定ホームランになりますよ。
この日のヒーローだった鈴木誠也選手は、この試合で6打点と大当たり。7回には左中間への2点タイムリー2塁打を放つと、延長10回に値千金の勝ち越し満塁本塁打で4打点を挙げました。「神ってる男」として今季大ブレイクした鈴木選手が、代表でも神が舞い降りましたか。この日はチーム唯一の3安打猛打賞。大活躍したことで、WBCの代表入りは確実でしょう!
投手陣ですが、先発の石田投手が3回4失点、2番手の田口投手も4失点。若手の左腕が揃ってノックアウト…。このままだと左の先発がいないかも。和田毅投手も「年齢的にも厳しい」という理由でWBCに消極的みたいだし…。8回から2イニングを投げた秋吉亮投手(ヤクルト)が勝ち投手になったけど、10回裏にセーブを挙げた千賀投手は暴投を3度犯して2失点…。千賀投手のWBC代表入りは無いな…。

日本代表の強化試合4連戦は3勝1敗で終了。初戦のメキシコ戦で黒星を喫した後、2戦目以降は3連勝でした。大谷選手が打者としても存在感を示し、筒香選手が全試合で打点を挙げ、鈴木選手の大活躍もありました。ただ、投手陣に関しては課題が山積。全体的に打たれすぎて、4試合で29失点を喫しました。日本に必要なのは、先発左腕と絶対的な守護神だと思います。
来年3月に行われる「2017ワールドベースボールクラシック(WBC)」で、日本代表は1次ラウンド(7~11日)でB組(東京ドーム)に入り、キューバ、オーストラリア、中国の3チームと戦います。12日からの2次ラウンドでは、韓国&台湾と対戦する可能性があります。「世界一奪還」を目標に掲げている侍ジャパンですが、今のままでは非常に心配です。




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