福岡ソフトバンクホークスの新入団選手発表記者会見が22日、福岡市内のホテルで行われました。ホークスは先月のドラフト会議で、創価大学の田中正義投手を含む4選手を指名。この日の入団発表会見では、支配下4名+育成選手6名の10選手が出席しました。
ドラフト1位:田中正義投手(創価大学) 背番号25
今年のドラフトの顔だった田中投手、「本格派としてチーム全員から認められる投手になりたい」と述べ、「1年目から日本一の力になれるように頑張りたい」と発言。個人の目標としては「沢村賞」を掲げました。
ドラフト2位:古谷優人投手(江陵高校) 背番号49
今年夏の北北海道大会で20奪三振を記録した古谷投手は、「北海道出身ですが、松田選手のユニフォームを着てホークスを応援していました」とカミングアウト。憧れの松田選手とチームメイトになる夢を叶えてよかったね。数年後には左のエースに成長する事を期待したいところだ。
ドラフト3位:九鬼隆平捕手(秀岳館高校) 背番号65
高校日本代表でも4番を務めたこともある九鬼選手の目標は「打てる捕手」。「3年か5年後には1軍の正捕手になる」と宣言していました。長年ホークスを支えた細川亨捕手が退団し、鶴岡慎也と高谷裕亮捕手もベテランに入っており、若手捕手の台頭はホークスの課題となっています。九鬼選手は「正捕手後継者争い」を制することができるのでしょうか?
ドラフト4位:三森大貴選手(青森山田高校) 背番号68
「トリプルスリー」という大きな目標を掲げた三森選手は、「一本足打法」が特徴の選手。一本足打法をさらに磨くために、尊敬する王貞治球団会長の指導を受けたいと熱望しているとのこと。
育成選手の背番号も発表されました。
育成1位:大本将吾外野手 背番号125
育成2位:長谷川宙輝投手 背番号134
育成3位:田城飛翔投手 背番号135
育成4位:森山孔介内野手 背番号138
育成5位:清水陸哉外野手 背番号141
育成6位:松本龍憲内野手 背番号142
ホークスに入団してプロへの第一歩を果たした田中投手。入団発表会見の前日には福岡ヤフオクドームを見学し、ホームランテラスを警戒するコメントも。さらには偶然にも自主トレ中だった内川聖一選手と対面し、握手を交わす場面もありました。
球団側も田中投手の知名度をUPしようと、苗字ではなくフルネームで登録することも検討しているという。スコアボードに「田中正義」がドーンと表示されるんですか…。また、SNSやネット掲示板で田中投手を「正義」にちなんで「ジャスティス」というニックネームが付けられているみたいですが、田中投手本人から「親しみを込めて呼んでいただけるなら受け入れたい」と、公認されることとなりました。和田投手の「ワッチ」、内川選手の「ウッチー」、松田選手の「マッチ」、柳田選手の「ギータ」みたいに定着できるといいけど…。
開幕ローテーション入りも期待されていますが、宮崎キャンプ&オープン戦の出来次第といえるでしょう。中田賢一、東浜巨、高橋純平、攝津正など、「先発6番手」を争うライバル投手がたくさんいますし…。ていうか、ホークスは右投手が多すぎるよ…。田中正義投手、ホークスのエースを目指してがんばってください。