日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

富士ゼロックススーパーカップ2018 セレッソ大阪が川崎フロンターレを返り討ち。

2018年02月10日 | soccer

Jリーグ王者と天皇杯王者が激突する「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」が10日、埼玉スタジアム2002で行われました。今年のゼロックス杯は、昨季悲願のJ1王者に輝いた川崎フロンターレと、ルヴァンカップと天皇杯の2冠を制したセレッソ大阪が対戦。昨季の公式戦の直接対決は、セレッソの2勝1敗。2018年シーズン最初のタイトルを獲得するのはどっちだ?



両チームのスタメン
[川崎フロンターレ]
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 6 田坂祐介
DF 3 奈良竜樹
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 21 エドゥアルド・ネット
MF 19 森谷賢太郎
MF 14 中村憲剛
MF 41 家長昭博
MF 8 阿部浩之
FW 11 小林悠

[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 22 マテイ・ヨニッチ
DF 23 山下達也
MF 6 山口蛍
MF 7 水沼宏太
MF 10 清武弘嗣
MF 24 山村和也
FW 8 柿谷曜一朗
FW 9 杉本健勇




前半立ち上がりからセレッソがペースを握り、開始45秒に杉本がシュートを放つと、2分に右サイド水沼のクロス→ファーサイド柿谷の折り返し→杉本にボールが渡るも、シュート打てず。前半5分には清武の左CKからチャンスを作りながらも、川崎DFに阻まれます。7分には左サイド清武がクロスを上げ、ゴール前で柿谷と山村が飛び込んだが、柿谷が川崎GKチョン・ソンリョンと交錯。ソンリョンは流血しながらも大事には至らず。
迎えた前半26分、セレッソは左サイドで細かくボールをつなぎ、山村のグラウンダークロス→ニアサイドで杉本がポストプレー→走り込んできた山口が右足をダイレクトに振り抜いてゴールネットを揺らす!序盤から攻め続けたセレッソが先制点をゲットします。
1点を追う川崎は、28分にエドゥアルド・ネットがミドルシュートを放つも枠を外す。33分には家長のパスを受けた阿部のシュートはGKにキャッチされる。36分、ネットの縦パスから、小林が抜け出すもシュートは相手DFに当たり、こぼれ球を憲剛が右足シュートを狙ったが、枠を捉えることができず。前半アディショナルタイム、右サイドのCKを森谷が蹴り、奈良がヘディングシュートを放つと、ゴール前に詰めていた谷口がコースを変えようとするも枠を逸れる。前半はセレッソ1点リードで終了。

後半に入り、川崎は憲剛→FW大久保嘉人、森谷→MF大島僚太と2人選手を入れ替え、セレッソは柿谷→FWヤン・ドンヒョンが入る。後半3分、GKジンヒョンのロングキックから、杉本が頭で落とすと、清武が一気に抜け出し、最後は右足シュート。セレッソが速攻で2点目を奪います。
しかし6分、川崎は車屋がペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得。このPKをエースの小林が決めて、川崎が2-1と1点差に詰め寄ります。川崎は9分に家長がシュートを放つもDFに直撃。さらにその後、車屋が左サイド突破を図るもセレッソDF松田陸に対応される。セレッソは後半11分、丸橋のFKからヨニッチが飛び込んでヘディングシュートを決めたかと思われたが、オフサイドでゴールが認められず。後半16分、清武がチームメイトの杉本と交錯。清武は首などを痛め、MF高木俊幸と交代した。
後半29分、セレッソはヤンドンヒョンが中盤で相手ボールを奪うと、逆サイドの高木にパス。高木が低いクロスを入れると、ファーサイドでフリーになっていた杉本がシュートを放ったが、クロスバーの上…。後半32分、山口の縦パスを受けたヤンドンヒョンが前線にスルーパスを送り、抜け出した高木が右足シュートを決め、セレッソが3-1と突き放します。
2点差とされた川崎は、後半36分に途中出場の知念慶が右サイドでクロスを上げ、ゴール前で大久保と長谷川竜也の2人が飛び込んだが、長谷川のシュートは枠外。後半41分、ネットのロングパス→小林がシュートするもキーパーに抑えられる。後半アディショナルタイム、左サイド・長谷川の折り返しを、大久保がワンタッチで押し込んで1点差に追い上げるも反撃はここまで。試合は3-2でセレッソ大阪が競り勝ちました。


昨年のルヴァンカップと同じ顔合わせとなった一戦は、セレッソ大阪が川崎フロンターレを下し、ゼロックススーパーカップ初制覇を果たしました。天皇杯優勝チームがスーパー杯を制したのは、2008年のサンフレッチェ広島以来(あの時は準優勝チーム)10年ぶりとなります。山口選手と清武選手の代表組が揃ってゴールを決め、エースの杉本選手はポストプレーで2アシストを記録。3点目のシーンは新戦力の2人が得点に絡み、高木選手がゴール、ヤンドンヒョン選手がアシスト。浦和レッズから完全移籍の高木選手は、古巣本拠地で結果を残しましたな。
今季は国内主要3冠+ACLの「4冠制覇」を目標に掲げているセレッソ大阪。今年最初のタイトルを獲得し、幸先の良いスタートを切りました。しかし、セレッソといえば、好成績の翌年は下位に沈むというジンクスがあるので…。今年も上位争いできるだろうか?

川崎フロンターレは守備が乱れて完敗といった内容。立ち上がりから押し込まれると、後半はカウンターで失点されるところもありました。エースの小林悠選手と、2年ぶりに戻ってきた大久保選手にゴールが生まれたのは良かったことだが…。今季の川崎は「DAZNマネー」による大型補強を実行し、大久保選手と斎藤学選手などを獲得。横浜Fマリノスの10番でキャプテンを務めていた斎藤選手の移籍の件は、大きな騒ぎとなりましたが…。斎藤選手は現在、怪我した右ひざのリハビリ中で、戦列復帰は5月過ぎ~夏以降になるでしょう。斎藤選手には周囲が絶賛するくらいの活躍を見せてほしいです。

セレッソと川崎はこの後、AFCチャンピオンズリーグで2試合戦います。川崎は13日にホームで上海上港、20日はアウェーで蔚山現代と対戦。セレッソは14日に済州ユナイテッド戦、21日は広州恒大戦が控えています。日本勢は他にも、鹿島アントラーズと柏レイソルが出場。昨年の浦和レッズに続き、Jリーグ勢がACLで優勝なるか?




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