日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

平昌五輪6日目 金メダルが遠い・・・。

2018年02月15日 | Sports

平昌オリンピック6日目は、スノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢選手が銀メダルを獲得。この日は他にもスピードスケート女子1000m、ノルディックスキー複合ノーマルヒルと金メダル候補の選手が登場しました。



ノルディックスキー複合ノーマルヒルは、今季のW杯で5勝を挙げている渡部暁斗選手が出場。日本は他にも弟の渡部善斗、永井秀昭、山元豪が出場しています。
前半のジャンプで、永井が101.0mを飛び、飛型点104.2ptで14位。山本は97.5mで15位。渡部善斗は104mを飛んで114.3ptを獲得。前回王者のエリック・フレンツェル(ドイツ)は、106.5mを飛んで121.7点。最後に飛んだ渡部暁斗は105.5m。着地の時にテレマークをしっかり入れ、123.7点。前半のジャンプを終え、首位はヒルサイズ越えの112mの大ジャンプを見せたフランツ・ヨーゼフ・レアール(オーストリア)。2位は111mを飛んだリーベル(ノルウェー)。渡部暁は3位、フレンツェルは5位、渡部善は8位、永井14位、山本15位で後半のクロスカントリーへ。
後半のクロスカントリー10キロは、まずレアールが先頭でスタートし、トップから15秒後にリーベルが出発。渡部暁は28秒後、フレンツェルは36秒後にスタート。渡部暁は最初の2.5キロでトップと12.5秒差まで縮め、フレンツェルと共に先頭集団に追いかけ、3.58キロ過ぎに集団に追いついた。前半5キロ通過時点で、フレンツェルが先頭、渡部暁は3番手。クラプファー(オーストリア)とリーベルを含め、4人がメダルを争う展開。そして残り1キロを切って、渡部暁とフレンツェルが集団から抜け出すと、最後の上り坂でフレンツェルが一気にスパート。渡部暁を引き離し、21分51秒04でゴールイン。渡部暁は4.8秒遅れて2位でゴール。その後、クラプファーが3位でフィニッシュして銅メダル。日本勢は渡部善斗が12位、永井秀昭14位、山元豪が33位で終えました。

4年前のソチと同じく、フレンツェル選手と渡部暁斗選手による一騎討ちとなりましたが、フレンツェル選手がこの種目の3連覇を達成。暁斗選手はまたも銀メダルとなりました。前半のジャンプで3位につけ、後半のクロスカントリーで28秒差を追いついたけど、最後に振り切られました…。レース後のインタビューでは「今日は完敗かな」と認めた暁斗選手、この後の個人ラージヒルでの雪辱を目指します。ラージヒルでこそ、金メダルを獲得してほしい!




スピードスケート女子1000mは、日本のエースで1000m世界記録保持者の小平奈緒選手、2日前の1500mで銀メダルを獲得した高木美帆選手、今大会初登場の郷亜里砂選手がエントリー。
10組目に登場した郷亜里砂は、ヘザー・マクリーン(カナダ)と同走。INスタートの郷は、入りの200mを17秒84で通過すると、600mでは45秒72と、マクリーンに0.3秒差リード。残り1周でさらに攻めの滑りを見せたかったが、最後にペースダウンして1分15秒84でゴール。
第12組目、ヨリン・テルモルス(オランダ)VSブリタニー・ボウ(米国)。前半はボウが積極的な滑りで、最初の200mをリード。200~600mにかけてもボウがリード。残り1周の時点で、ボウ44秒88、テルモルスは45秒06。最後のバックストレートで、テルモルスがスパートをかけ、3コーナーでリードを奪うと、そのまま引き離してゴール。1分13秒56の五輪新記録で暫定トップに躍り出た。
第14組目に高木美帆が登場。エルバノバ(チェコ)に先着してメダル圏内に入りたいところ。高木は好スタートを決めると、入りの200mを17秒66で通過。ただ、エルバノバは17.62秒とわずかにリード。600m通過時点で45秒24、この1周のラップタイムが27.58秒と、エルバノバに0.18秒遅れ。しかし、最後の1周で高木がラストスパート。残り200mで高木が前に出ると、3コーナーで突き放して先着。記録は1分13秒98でテルモルスに0.42秒及ばず。
そして第15組目、大本命の小平奈緒が登場。OUTスタートから好ダッシュを決めた小平は、ホームストレートで一旦バランスを崩すも持ち直し、200mを17秒67で通過。バックストレートでヘルツォーク(オーストリア)を追走すると、3,4コーナーで前に出る。残り1周の時点で、44.55秒とテルモルスを上回る。最後はヘルツォークを振り切り、1分13秒82でゴールしたが、テルモルスに0.26秒差の2位…。
最終組を残した時点で、小平2位、高木が3位。最後に登場するマリット・レーンストラ(オランダ)とヘザー・ベルフスマ(米国)の2人の結果次第では、日本人ダブル表彰台かメダルなしだが、両者ともタイムを下回り、小平の銀メダル、高木の銅メダルが確定しました。

女子1000mで小平選手が銀メダル、高木選手が1500mに続いてのメダルを獲得。冬季五輪で初めて、同一種目で日本人女子2人が表彰台に立ちました。小平選手と高木選手も良い走りを見せたんですが、またオランダ人選手が金メダルですよ。なんでオランダはスピードスケートが強いんだろうなあ。
テルモルス選手は200~600mのラップが26秒99、最後の1周で28秒50。小平選手は600mまでは五輪新ペースでしたが、最後に2度バランスを崩しかけました。最後まで安定していたら金メダルは獲れていただけに、本当にもったいなかったです。本命といわれていた小平選手が勝てなかったから、やはり五輪には魔物がいるみたいだ。


日本はこの日4個のメダルを獲得。この6日間で銀メダル4個、銅メダル3個、合計7個。メダルラッシュに沸いてるけど、まだ日本に金メダルがありません!1日で銀メダルが3個だから、金メダルが非常に遠い気がします。このままだと金メダルゼロで終わるってこともありそう。小平さん、500mでは絶対金メダル獲得してください!




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