熱戦が続く「FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2015」。大会3日目の16日は、大阪・長居スタジアムにて準決勝第1試合「リバープレートVSサンフレッチェ広島」が行われました。13日の準々決勝で、アフリカ王者・マゼンベに快勝した広島、南米王者との真剣勝負に挑みます。クラブW杯初出場のリバープレートは、これが初戦です。日本勢&アジア勢初の決勝進出へ、歴史的大金星を挙げられたか?
[サンフレッチェ広島]
GK 1 林卓人
DF 5 千葉和彦
DF 19 佐々木翔
DF 33 塩谷司
MF 6 青山敏弘
MF 8 森崎和幸
MF 18 柏好文
MF 25 茶島雄介
MF 27 清水航平
FW 9 ドウグラス
FW 22 皆川佑介
[リバープレート]
GK 1 マルセロ・バロベロ
DF 2 ホナタン・マイダナ
DF 3 エデル・バランタ
DF 21 レオネル・バンヒオーニ
DF 25 ガブリエル・メルカド
MF 5 マティアス・クラネビテル
MF 8 カルロス・サンチェス
MF 15 レオナルド・ピスクリチ
MF 23 レオナルド・ポンシオ
FW 7 ロドリゴ・モラ
FW 13 ルーカス・アラリオ
広島は皆川が1トップで起用され、佐藤寿人と浅野拓磨は共にベンチスタート。
立ち上がりはリバープレートのペースで進み、前半2分に右サイドのFKのこぼれ球を、ニアサイドにいたメルカドが押し込もうとしたが、ここは広島GK林がキャッチ。広島は12分に青山が中盤で相手ボールを奪うと、思い切ってロングシュートを狙うも、ゴールには届かなかった。23分、広島は右サイドの柏が前線へスルーパス→ドウグラスが右足でシュートを放つも、相手DFに阻まれます。
前半26分、広島にビッグチャンス到来。右サイドで柏がロングパスを入れると、皆川がDFラインの裏へ抜け出して右足シュート。しかし、リバープレートGK・バロベロに防がれてゴールならず。さらに32分、左サイドで味方の縦パスを受けた茶島が一気にドリブル突破。ペナルティエリア内でDFをフェイントでかわしてから、右足を振り抜いたが、シュートはGKバルベロのファインセーブに阻まれた。
前半40分、広島は青山のスルーパス→皆川の右足シュート。しかし、またしてもGKバルベロがファインセーブ。リバープレートも前半終了間際の43分、右サイドのメルカドのクロス→ピスクリチが頭で落とし、ゴール前でサンチェスが飛び込んだが、GK林がセーブ。しかし、その前にオフサイドの判定があった。結局前半は0-0で終了。
後半に入り、リバープレートは4分、PA右のところからメルカドがグラウンダークロス→逆サイドでアラリオが折り返し、モラがシュートを放つも枠外。広島も後半9分にカウンターを仕掛け、右サイドを突破したドウグラスがクロスを上げたが精度を欠いてしまった。
リバープレートは後半9分にポンシオ→MFルイス・ゴンザレスと交代。対する広島も後半16分に柏を下げてミキッチを投入。後半17分、広島は右サイドでFKを獲得し、茶島のセンタリング→佐々木が頭で合わせるもダメ。後半21分、広島は2人目の交代枠を使い、茶島に代えて浅野拓磨がピッチに入る。
0-0のまま迎えた後半27分、リバープレートは右サイドのFKをサンチェスがゴール前に蹴り込み、GK林と競り合ったマイダナが頭で折り返すと、ゴール前でアラリオが頭で押し込みゴール。リバープレートが試合の均衡を破って1点を先制します。
1点を追いかける広島は、後半31分に佐藤寿人を投入して同点を狙う。後半40分に青山がPA手前からシュートを狙っても枠外、後半終了間際にミキッチ→塩谷のシュートはGKにキャッチされる。結局試合は1-0でリバープレートが勝利。サンフレッチェ広島は善戦及ばず、準決勝で敗れました。
うーん、サンフレッチェ広島も南米王者には勝てませんでしたね~。前半に決定的なシーンが3度もありましたが、いずれもリバープレートの守護神・バルベロ選手のスーパーセーブに阻まれて得点できず。3本のうち1本くらい入っていればなぁ…。ディフェンスも前半の45分間は無失点に抑え、後半も相手のシュートをブロックし続けましたが、セットプレーで痛恨の失点。GKの林選手がボールを取り損ねてしまったのが失点の要因でしょう…。
内容からすれば金星の期待もありました。でも、さすがに南米王者は強かったです。広島は7日間で3試合目だったから、連戦の疲労もあったと思います。特にドウグラス選手のパフォーマンスが悪かった気がします。決勝進出を逃したのは残念だったけど、気持ちを切り替えて、3位決定戦はJ1王者の意地を見せてほしいと思います。
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