封神演義
安能務 訳
中国小説の大作です。
時代は商(殷)の紂王の治世、この紂王がひょんな事から狐の妖怪にたぶらかされて王朝が傾くことになる。
主人公は姜子牙(太公望)で、妖術も使うという人間離れした超人です。
彼は巨大な主が住むという、深いふちで釣り糸を垂れている。
しかしその釣り糸は水面のはるか上にあるし、針には餌も付いていない。
さらにはその針をよく見ると、返しもないまっすぐな針金。
その釣り竿を手に毎日飽きずに釣りをしている。
実はそれこそが、太公が待ち望んでいた軍師だという落ちです。
皆さん、餌がなくても魚は釣れるんですよ。
初めのうちはとにかく人がどんどん無惨に死んでいくのでやりきれない気分でしたが、中国ですから仕方がないのかな。
厚手の文庫本で3冊という大作ですが、けっこう読ませてくれます。
現在上巻を読み終えて、中巻の途中です。
物語もようやく山場に差しかかってきて面白くなりました。
荒唐無稽ですが逆にそれがまた面白い。
これでしばらくは退屈せずにすみそうです。
これは旅の友にもなりそうで期待しますね。
安能務 訳
中国小説の大作です。
時代は商(殷)の紂王の治世、この紂王がひょんな事から狐の妖怪にたぶらかされて王朝が傾くことになる。
主人公は姜子牙(太公望)で、妖術も使うという人間離れした超人です。
彼は巨大な主が住むという、深いふちで釣り糸を垂れている。
しかしその釣り糸は水面のはるか上にあるし、針には餌も付いていない。
さらにはその針をよく見ると、返しもないまっすぐな針金。
その釣り竿を手に毎日飽きずに釣りをしている。
実はそれこそが、太公が待ち望んでいた軍師だという落ちです。
皆さん、餌がなくても魚は釣れるんですよ。
初めのうちはとにかく人がどんどん無惨に死んでいくのでやりきれない気分でしたが、中国ですから仕方がないのかな。
厚手の文庫本で3冊という大作ですが、けっこう読ませてくれます。
現在上巻を読み終えて、中巻の途中です。
物語もようやく山場に差しかかってきて面白くなりました。
荒唐無稽ですが逆にそれがまた面白い。
これでしばらくは退屈せずにすみそうです。
これは旅の友にもなりそうで期待しますね。