静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

山惣@老舗の閉店

2018年12月31日 07時23分25秒 | ラーメン(静岡市内)
山惣@老舗の閉店

 東京ツアーの途中ですが、飛び入りで静岡の話題です。
今年最後のブログになります。

 10月に静岡の老舗そば店「岩井屋」さんが閉店された記事を書いたばかりですが、ついにもう1店老舗のお蕎麦屋さんが閉店されることになりました。
それが私の地元長谷通りのお店ですから、寂しいものです。
子供のころから、出前を取ったりして馴染みのあるお店でした。





 最後にその姿を目に焼き付けておこうと、12月30日、大みそかの一日前にお店に家族でやってきました。
時間は午前11時半ごろですが、先客はお一人だけで空いていました。
店頭には今年限りで閉店だと悲しい文字が書いてあります。



 注文を済ませてのんびり待ちますが、不思議なことに私たちの後から続々とお客さんが入ってきました。
たぶんみなさん最後の別れを胸にやってきたんでしょう。
しかし意外に時間が掛かっていて、お蕎麦がなかなか出てきません。

 なんと30分かかってようやく注文したものが出てきました。
はじめはご主人一人だけだったので、手間がかかったのかもしれません。
途中から応援が入ってきてそのあとからはどんどん出てきました。





 まずは私の注文で、「チャーシュー麺(750円)」です。
山惣さんでは初めていただきますが、皮肉にもこれが最後のチャーシュー麺です。
具にはチャーシューがずらりと並び、ナルトも飾ってあります。
麺は細麺のストレート、スープは和風のあっさりしたしょうゆ味です。



 うーん、今日のスープはいいですね。
山惣さんのラーメンは、地味ですが安心できる懐かしい味わいです。
このラーメンをいただくのも今日が最後になりました。







 こちらは家族の選択で、「かつ丼セット(1000円)」です。
一人前のカツ丼にミニラーメンと野菜サラダに漬物が付いたセットです。
ミニラーメンでもちゃんとしていて、食べ応えのあるサイズでした。





 もう一品は「天南ばん(700円)」です。
汁だけ少し味見させていただきましたが、昔懐かしい味でした。
私が子供のころは山惣さんで出前の時にはなぜか「たまごとじうどん」を食べていました。
一度気にいるとそれしか食べないという性格はこのころからだったようです。

 今日は孫と一緒なので、食べ終わるのにかなり時間が掛かりました。
私たちの後から7組ほどもお客さんが入ってきましたが、すべて私たちよりも早く出て行ってしまい、私たちが最後の客になってしまいました。
長く親しんだ山惣さんのラーメンにお蕎麦でしたが、それも今日でお終いです。
いままで長い間ご苦労様でした。



 お会計をしてお店を後にします。
ごちそうさまでした。
そしてさようなら。


コメント
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