ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

ハープと詩の朗読 絶妙な組み合わせ

2015年01月14日 21時51分02秒 | 音楽

 昨年末、クラシックのCDを何セットか買いました。とくに気に入ったのが、マルギット=アナ・シュース(Margit Anna Süss(Süß)というドイツ人の女性ハープ奏者による"The German Harp"というアルバムです。ドイツのCampanella Musicaという会社から発売されています。2009年録音と、最新のものではないのですが、私はあまりそういうことを気にしません。

 吉野直子さんと堤剛さんのコンサートで知った、ヒンデミットの「ハープのためのソナタ」が収録されているのですが、ここで面白いことに、シュースさんはソナタの第三楽章で、詩人のヘルティ(Heinrich Hölty)による、1774年11月9日の詩を朗読します。CDのジャケットと一体化したブックレットに掲載されていたものから、一部だけですが、引用してみましょう。

  Ihr Freunde, hängt, wann ich gestorben bin,

  die kleine Harfe hinter dem Altar auf,

  wo an der Wand die Totenkränze

  manches verstorbenen Mädchens schimmern.

 シュースさん自身のアイディアによるそうですが、ハープと詩の朗読とが不思議な雰囲気を作り出します。曲調に合わせたような、ゆっくりとした朗読だからでしょう。第三楽章は「非常にゆっくりと(Sehr langsam)」と指示されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする