今日、たまたまネットの記事で、東急7600系が2月に引退すること、2月7日に蒲田駅で引退記念イベントが行われるということを知りました(東京急行電鉄も発表しています)。
そこで、今回は7600系の写真を掲載します。2007年2月16日に東急多摩川線下丸子駅で撮影しました(この1枚しかありません)。
7600系は、1967年から製造された7200系のクハ7500形をVVVF制御車に改造した車両です。最初に登場したのは1986年で、6両編成で大井町線を走っていました(当時は大井町~二子玉川園)。その頃には何度か乗ったことがあるのですが、1990年代に池上線に集結してから、乗る機会を失いました。一時的に目蒲線でも走りましたが、2000年の目蒲線分割(目黒線と東急多摩川線)以降、池上線および東急多摩川線で運用されました。
7200系を改造したため、車体の長さが18メートルです。8000系から20メートル車が続いており、18メートル車(営業車)は1000系、7000系(2代目)、7700系(初代7000系をVVVF制御に改造したもの)のみとなっています。
また、7200系は東急で最後のツーハンドル車(マスコンとブレーキハンドルが別物となっている)でしたが、7700系はワンハンドルマスコンに改造されています。
7200系は田園都市線用として製造されましたが、東急の鉄道線全線で、2両編成から8両編成まで自由に使用できるという設計になっており、東横線でも急行などで使われましたし、1972年に登場した冷房車は目蒲線で使われていました。新玉川線(現在は田園都市線の渋谷~二子玉川)を除く全線を走っていましたが、とくに目蒲線と大井町線ではよく乗ったものです。
また、デハ7200とクハ7500の2両は東急では珍しいアルミ車で、長くこどもの国線で活躍し、電気計測車のデヤ7200とデヤ7290に改造されていました。2012年2月26日に田園都市線、大井町線、東横線でさよなら運転をした後、長らく長津田車両工場に置かれていました(「まだ見られる(?)デヤ7200+デヤ7290 その5」を御覧下さい)。
現在、7200系は豊橋鉄道、上田電鉄でも走っています。また、7700系の一部も十和田観光電鉄に譲渡されました。
書いているうちに思い出したのですが、この7200系・7600系と同じようなデザインの車両が静岡鉄道静岡清水線で走っています。1000系です。これも近々引退することが報じられています。今年中に見に行こうかと考えているところです。