東急目黒線の起点駅にして東京メトロ南北線および都営三田線の起点駅でもある目黒駅(MG01、N01、I01)において、東急3000系3007Fを撮影しました。
運行番号が09Kとなっていますので、都営三田線からの直通電車です。東急目黒線の場合、奇数は目黒線と都営三田線を相互直通、偶数は目黒線と東京メトロ南北線および埼玉高速鉄道線を相互直通する運行であることを示します。アルファベットは、Kが東急(3000系、5080系および3020系)、Sが東京メトロ(9000系)、Tが東京都交通局(6300形)、Mが埼玉高速鉄道(2000系)です。
3000系は上記各線の運行のために1999年から2001年にかけて製造された車両です。東急の新造車として集中型冷房装置、シングルアーム型パンタグラフ、ATO装置(目黒線ではATO機能を使わないのでTASC装置として機能)を初めて備えたものです。
また、この3000系から東急の車両のデザインも大きく変わりました。8000系、8500系、9000系、1000系および2000系は切妻形でした(これには東急の2代目、五島昇氏の意向があったという話もあるそうですが、本当かどうかはわかりません)。8090系および8590系は切妻形ではないのですが、8000系から2000系までの流れを崩すものではありません。前面に曲線が入っていないからです。これに対し、3000系の前面には曲線が上手く取り入れられています。これが5000系で完成し、その後の7000系、2020系、6020系などに発展していくことになります。
なお、横浜高速鉄道こどもの国線を走るY000系の基本設計は、この3000系と同じです。
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