川崎市は高津区も、7月は雨ばかりでしたが、8月は暑い日が続いております。暦の上では既に秋なのですが。
昨年までの夏ならば、真夏日や猛暑日にマスクをして街を歩く人はほとんどいなかったのでした。しかし、今年は違います。近所を歩いてもマスクをしていない人のほうが少ない訳です。私も、外出する際にはマスクをします。暑いし、特に不織布マスクですと口の周りにすぐ汗をかきますから、時々ハンカチで拭ったりしなければなりません。
以前このブログにも書きましたが、私は、今年の4月までなら余程のことがなければマスクをしなかったのです。それだけに慣れていない訳です。何しろ、今から4年半ほど前、溝口三丁目にあった帝京大学溝口病院へ母の見舞いに行った際に、その病棟ではマスクをするようにと言われたのでナースステーションでマスクをもらい、着けたのが最後であったほどでした。ただ、臨終の日にはマスクを着けた記憶がありません。
それからさらに遡ると、マスクを着けたのはいつであったか覚えていません。小学生時代かな、もう少し後かな、と思い出そうとしますが、できません。花粉症にもかかっていないのでマスクをする必要がないですし、薬局やドラッグストアなどに行って購入したこともほとんどなかったのです。
しかし、今は違います。7月に入ってから新型コロナウイルスの感染者が激増しており、8月に入ってからも勢いが止まりません。それに、梅雨が遅く明けたと思ったらすぐに真夏日、猛暑日です。とにかく暑いですし、汗をかきます。状況にもよりますが、2回はTシャツを着替えますし、近所を回るだけなら靴下を履かず、サンダルを履きます。サンダル履きで溝口一丁目や二子玉川へ行ったりするくらいです(うちから二子玉川まで歩いても15分くらいで着きます。自転車であれば5分くらいか、それより短い時間で着きます。何しろ、中原区に行くより近いのですから)。
もうすぐ旧盆ですが、今年は高速道路も空いており、新幹線も空席が目立つそうです。それはそうでしょう。「頼むから帰省しないでくれ」と言った、あるいは言われた御家庭も少なくないようです。Go toキャンペーンが実施されたのにキャンセルも相次いだそうで、これでは何のために行われたのかわかりません。「言わんこっちゃない」という声もあちらこちらから聞こえます。このように記す私も同じようなことをこのブログに記しました。
そのためかどうかわからないのですが、週末、例えば二子玉川へ買い物などに行く人は多いのです。緊急事態宣言が出される前より多いのではないかと思えるほどです。帰省できない、旅行に行けないというのであれば、仕方のないところでしょう。
それにしても、どうしてGo toなどという英語を使ったのでしょうか。日本語で言えないのかと思った人は少なくないはずですが、いつもであれば「横文字が」などという声が飛び交うのに、今回はあまり聞きません。まあ、表現がどうのこうのではなく、時期が悪いのに、ということでしょう。
国会でも「言い間違い」と報じられましたが、私にはGo to travel(この表現では英米で通じないそうです)ではなくてGo to troubleという表現のほうが相応しい気もします。go to trouble で「苦労する、手数をかける」という意味であり、go to the trouble of 〜で「わざわざ〜をする」という意味であるようです。Go toトラベルを揶揄するにはあまり適切でないような表現とも考えられますが、「わざわざ旅行をする」、「苦労をして旅行をする」という意味合いは出るかもしれません。何より、日本人はbとvとの発音を区別できませんし(lとrの場合よりはよいかもしれません)、暑い中でマスクをしながら観光地を歩くのは大変ですから。
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