2025年となって早くも1か月が過ぎました。
東急9000系および9020系の一部の編成は、2025年より、西武鉄道に譲渡されることとなっています。また、9000系はデビューからもうじき40年、9020系もデビューから30年以上が経過したということもあり、新型車両への置き換えが東急電鉄から2024年5月13日付で発表されています。現在、急行用として運用されている6020系をベースにするとのことですが、果たしてどのような車両が登場するのでしょうか。
車内放送で「田園都市線経由」と案内される大井町線B各停溝の口行きの9020系9023Fが、高津駅(DT09)の1番線に到着しました。元2000系の2003Fで、2000系では唯一、短期間ではありますが東横線で通常の営業運転に使用されていた編成です。
ちなみに、大井町線の正式な区間は大井町駅(OM01)から二子玉川駅(OM15、DT07)までとなっています。路線図では大井町駅から溝の口駅(OM16、DT10)までとされ、駅ナンバリングも同様なのですが、二子玉川駅から溝の口駅までは田園都市線の複々線区間に乗り入れる形です。田園都市線の混雑緩和のために大井町線が活用された訳で、沿線住民の私も大井町線をよく利用しています。
次の溝の口駅に向かって出発すると、すぐに内側へ転線します。
2000系は田園都市線の輸送増強用として製造されただけに、3編成しかありません。それでも1990年代には、田園都市線および半蔵門線で初の自動放送を採用し、インテリアも凝るなど、目立つ存在でした。しかし、東武伊勢崎線・日光線への直通運転が開始されてからは、日陰に追いやられたような存在となりました。東武伊勢崎線・日光線に乗り入れることがなかったからです。5両編成化された上で大井町線各駅停車用として9020系となりましたが、どの編成が西武鉄道に譲渡されるでしょうか。