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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 4-2 The Lying Detective その17

2017-04-26 22:46:16 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat


「あなた誰?」とフェイスが言います。


シャーロックは221Bで会ったフェイスを思い浮かべ、目の前のフェイスと比較をします。


髪の色も形も同じですがまったくの別人だとわかります。

SH:君は誰だ?
CS:シャーロック・ホームズだよ。お前も知っているだろう。
F:うそー!シャーロック・ホームズなのね。あなたのブログ大好きなのよ。
↓ジョン、顔が嫌そう。


SH:君は彼女ではない。ベイカーストリートに来た女性とは違う。
F:だって私は行ったことないもの。


ここで再びレストレード。

GL:何らかの準備をしていたんだろう。突然こんな行動はとらないよ。
JW:彼がメスを持ってるなんてまったく知らなかったんだって。


死体安置所。

SH:すまない、この状況を理解できる自信がない。
F:理解って何を?
CS:君たちは旧知の仲だと思ってたが。
F:違うわ。会ったこともないのよ。
CS:おや、そうなのか?

スミスが笑います。

F:そうよね?
JW:シャーロック?
SH:じゃあ、僕のフラットに来たのは誰だったんだ。
F:私ではないわよ。
CS:Oh, no!
SH:君は見るからに違う。
F:私は行ってないもの。
SH:僕のフラットには誰が?


F:ごめんなさい、Mr.ホームズ。でも・・・・
私はあなたのフラットに近寄ったこともないと思うわ。


それを聞きまた笑い出すスミス。

CS:Oh, dear!


シャーロックはウィギンスやハドソンさんたちの言葉を思い出します。

Wig:誰と話してるんだ?
Mrs.H:友達って?
F:Anyone.


スミス、大爆笑。

CS:Oh no!

シャーロックは221Bに来たフェイスは自分の幻だったのか?と混乱している様子です。


スミスの笑い声がいつまでも聞こえてきます。
シャーロックは落ち着かない様子でうろうろとしたその時、
メスがたくさん置いてあるテーブルにぶつかります。

その様子をみたジョンが声をかけます。

JW:シャーロック。
シャーロック?大丈夫か?大丈夫なのか?

シャーロックはスミスを指さし言います。

SH:彼をよく見ろ。ナイフを持ってるぞ。
CS:私が何を持ってるって?
SH:メスを持ってるだろう!そこのテーブルから持っていった。
SH:僕は見たんだ。
CS:そんなことはしていない。
SH:背中を見てみろ。
CS:何だって?
SH:僕は見たんだ。メスを手にするのを!

そう叫んだシャーロックの手にはメスが握られていました。


JW:おい、落ち着け、シャーロック。それを下に置こうな?
SH:笑うのはよせ。
CS:笑ってなんかいない。
JW:彼は笑ってないぞ、シャーロック。
SH:笑うのはやめろ!
JW:シャーロック!

シャーロックはメスを持ったままスミスに向かっていきます。

取調室。


GL:こうなることがわかっていたら、とずっと考えてるんだ。
JW:最近、彼は目の前でチャールズ・マグヌッセンを撃ったんだ。予想はついてたよ。
こうなることはわかってたんだけど、でも変だったよ。

警察官がノックをし、PCを持ってきます。

P:サー。おそらく見たいのはこれでしょう。

そう言って警察官は動画をスタートさせます。
ニュース番組に出演するスミスが映っていました。


Re:ハロルド・コーリーが今日の出来事をリポートします。
Mr.スミスは起訴するつもりはないと言っています。
CS:私はシャーロック・ホームズのファンなんだよ。大ファンだ。
今日起こったことはよくわからない。
正直に言うとDr.ワトソンがいなければ、私はこうして立っていられなかったろうね。


死体安置所。

SH:笑うのをやめろ!
JW:シャーロック!

スミスに向かっていくシャーロックをジョンが止めていました。
手に持ったメスを叩き落し、壁に押しやります。

JW:やめるんだ!いいからやめろ!



インタビューに答えるスミス。

Re:彼があなたの病院で治療を受けているのは本当ですか?
CS:私の病院ではないけどね。まあ、ある意味はそうだけど。
だが、私は彼に最高の治療を受けさせると約束するよ。
彼を私のお気に入りを部屋に移そうかと思ってるんだ。
CS:ノッテンガムからカルヴァートン・スミスの今日の出来事でした。


ここでレストレードが動画を止めます。

GL:彼の言う通りだ。お前は彼の命を救ったんだ。


死体安置所。

ジョンがシャーロックを叩きます。

JW:お前は何をやってるんだ。
目を覚ませよ!

取調室。

JW:僕は彼を本気で殴ったんだ、グレッグ。
全力でね。


再び死体安置所。
ジョンは何度もシャーロックを殴っています。

JW:これが・・・・ゲームなのか?
こんなのがゲーム?

その様子を見ているスミスが何となく嬉しそう。

ジョンはずっとシャーロックを殴ったり蹴ったりしています。

戻って来たスタッフたちがジョンを止めに入り、スミスも口を挟みます。

CS:やめてくれ、暴力はいけない。助かったよ、Dr.ワトソン。
だが、もはや彼に危険はないと思うが。
もう放っておきなさい。


SH:いや、いいんだ。彼の好きにさせてくれ。
彼にはその権利がある。
僕は彼の妻を殺したんだ。
JW:そうだ、お前が殺したんだ。


ジョンの言葉を聞いたシャーロックは絶望したような表情をします。


ジョンはその場を離れます。


続きます。

最初にこの場面を見たときはひたすら「?」でした。
だってあまりにも八つ当たり過ぎて正直意味がわかりませんでしたし、
(ついでを言えば、この時ジョンには浮気疑惑もあったし)
シャーロックもなぜ「自分が殺した」とまで言ってるのかも、謎でした。

シャーロックの罪の意識もジョンの葛藤もわかるんですけどちょっと極端というか、
ここに至るまでの描写がほぼ皆無だったので置いてきぼりをくらった心境なのかもしれません。

本当はここに至るまでにふたりには深い話があったかもしれませんし、
地獄のような苦しみもあったのかもしれません。

そう考えると多少ジョンへの怒りが和らぎます。
悪いのはジョンでもシャーロックでもなく、モファティスです(笑)