Sherlock Series 4 Episode 3
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
銃を受け取ったジョンは静かに所長に名前を尋ねます。
JW:名前は?
所長:デイビッド。
JW:本当にいいのか?デイビッド。
所長:もちろんだ。やってくれ。
そこにユーロスが「そろそろよ。」と間に入ります。
JW:わかった。祈るとかやりたいことがあるなら・・・
所長:ユーロス・ホームズが存在するこの世界で私が誰に祈るんだ?
JW:君は良い人だ、勇気ある行動だよ。
所長:君もね。
JW:僕は生涯をかけて自分自身にその言葉を言い聞かせるよ。
ジョンはシャーロックを見ます。
シャーロックはかすかに頷きます。
それを見たジョンが所長に銃を向けると所長が脅えたように目を閉じます。
ジョンがなかなか引き金を引かないでいると所長がちょっと待ってと手で制し、
ジョンに背を向ける形で向きを変えます。
ジョンはもう一度シャーロックを見ます。
シャーロックはじっとその様子を見ています。
マイクロフトは隠れるように目をそらしています。
ジョンが所長の肩に手を置くと所長は驚きますが、
やさしく2、3度肩をたたき、座るよう促します。
所長はその場に跪きます。
脅える所長にジョンがやさしく囁きます。
JW:怖いのはよくわかる。だけど自分に誇りを持っていいんだ。
所長:やってくれ。早く!
ジョンが銃を構えると照明が赤に変わりモリアーティの声が聞こえます。
JM:Tick-tock tick-tock tick-tock tick-tock
EH:その調子、Dr.ワトソン。心電計を取り付けようかしら。
照明が赤に変わるたびにモリアーティが出てきます。
JW:Goodbye, David.
JM:Tick-tock tick-tock tick-tock tick-tock
ジョンは指を引き金にかけますがなかなか引けません。
所長:Please!
しばらく間をおいたあとにジョンがとうとう銃を下ろします。
JW:だめだ。すまない。僕にはできない。
ジョンがシャーロックのいるほうに歩きます。
SH:わかってる。いいよ。
その瞬間、所長はジョンから銃を奪います。
JW:Stop! No, no, stop.
所長:I'm sorry.
SH:It's all right.
所長:I'm so sorry. Remember me.
所長が自分の顎の下で銃を構えます。
SH:NO!
JW:NO!
咄嗟に3人で止めようとしますが、銃弾の音とともに血が流れます。
マイクロフトが壁に向かって咳き込みます。
それを見ていたシャーロックはジョンを見ます。
SH:大丈夫か?
ジョンは黙って頷きます。
EH:面白いわ。
SH:よかったな。君の望みは叶い・・・彼は死んだ。
EH:生死に関わらず・・・・彼はまったく面白みがなかった、けどあなたたち3人は・・・
3人は素晴らしいわ。ありがとう。
EH:あなたのやった事は、Dr.ワトソン・・・
とりわけあなたの道徳的規範のせいで・・・
あなたが自分の手を血で染めたくなかったから、ひとりの代わりに2人が死んだのよ。
JW:2人?
EH:そうよ。ごめん、ちょっと待ってね。
ユーロスは所長の妻のほうに身体を向けると銃で殺してしまいます。
EH:道徳的規範はあなたにどんなメリットがあるの?
結局のところ、他人の命を犠牲にしてまで自分の手を汚さないのは我儘だよね、そう思わない?
JW:彼女を殺す必要などなかったはずだ!
ジョンが叫びます。
EH:彼女を助ける条件はあなたかマイクロフトが彼女の夫を殺す事だったでしょ。
これは実験よ。苦難もあるのよ。シャーロック、銃を拾って。次はあなたの番よ。
EH:私がそれを使えと言った時にね・・・・私は今回の事は忘れないから。
SH:銃は要らないと言ったら?
EH:あら、銃は慈悲のつもりだけど。
SH:誰への?
EH:あなたよ。
SH:どうして?
EH:誰かの死が必要になったとき、素手で殺そうと本気で思ってる?貴重な時間が無駄になるわ。
ユーロスの言葉に互い顔を見合わせる3人。
JW:持っていけばいいよ。
シャーロックは銃を拾い弾丸を確かめ、ユーロスを見ます。
SH:弾丸はひとつだけ残ってる。
EH:ひとつあればいい。それでも必要になるから。
部屋の隠し扉が開きます。
EH:そこを通ってね。まだ多少仕事があるから。
飛行機の少女はすごく怖がってるわよ。
シャーロックはマイクロフトを見ます。
SH:ごちそう?
MH:そうだ。知っていると思うがバイオリンだよ。
SH:見返りか?
MH:彼女は素晴らしく賢いのだ。
SH:あなたはそうではないと思えてきたよ。
その時、照明が赤に変わりモリアーティの声が聞こえます。
「Come on now! All aboard! 」
3人ともその部屋を後にします。
続きます。
とりあえずジョンが手を汚さないで良かったわ。
何度もシャーロックを見るジョンと、じっと見守るシャーロック。
S3E3のマグヌッセンの場面を思い出しますがあの時と違い今回は頼もしいジョンなのであった。
それにしてもどんどん立場がなくなっていくお兄ちゃん・・・・
最後にどんでん返しはあるのか。
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
銃を受け取ったジョンは静かに所長に名前を尋ねます。
JW:名前は?
所長:デイビッド。
JW:本当にいいのか?デイビッド。
所長:もちろんだ。やってくれ。
そこにユーロスが「そろそろよ。」と間に入ります。
JW:わかった。祈るとかやりたいことがあるなら・・・
所長:ユーロス・ホームズが存在するこの世界で私が誰に祈るんだ?
JW:君は良い人だ、勇気ある行動だよ。
所長:君もね。
JW:僕は生涯をかけて自分自身にその言葉を言い聞かせるよ。
ジョンはシャーロックを見ます。
シャーロックはかすかに頷きます。
それを見たジョンが所長に銃を向けると所長が脅えたように目を閉じます。
ジョンがなかなか引き金を引かないでいると所長がちょっと待ってと手で制し、
ジョンに背を向ける形で向きを変えます。
ジョンはもう一度シャーロックを見ます。
シャーロックはじっとその様子を見ています。
マイクロフトは隠れるように目をそらしています。
ジョンが所長の肩に手を置くと所長は驚きますが、
やさしく2、3度肩をたたき、座るよう促します。
所長はその場に跪きます。
脅える所長にジョンがやさしく囁きます。
JW:怖いのはよくわかる。だけど自分に誇りを持っていいんだ。
所長:やってくれ。早く!
ジョンが銃を構えると照明が赤に変わりモリアーティの声が聞こえます。
JM:Tick-tock tick-tock tick-tock tick-tock
EH:その調子、Dr.ワトソン。心電計を取り付けようかしら。
照明が赤に変わるたびにモリアーティが出てきます。
JW:Goodbye, David.
JM:Tick-tock tick-tock tick-tock tick-tock
ジョンは指を引き金にかけますがなかなか引けません。
所長:Please!
しばらく間をおいたあとにジョンがとうとう銃を下ろします。
JW:だめだ。すまない。僕にはできない。
ジョンがシャーロックのいるほうに歩きます。
SH:わかってる。いいよ。
その瞬間、所長はジョンから銃を奪います。
JW:Stop! No, no, stop.
所長:I'm sorry.
SH:It's all right.
所長:I'm so sorry. Remember me.
所長が自分の顎の下で銃を構えます。
SH:NO!
JW:NO!
咄嗟に3人で止めようとしますが、銃弾の音とともに血が流れます。
マイクロフトが壁に向かって咳き込みます。
それを見ていたシャーロックはジョンを見ます。
SH:大丈夫か?
ジョンは黙って頷きます。
EH:面白いわ。
SH:よかったな。君の望みは叶い・・・彼は死んだ。
EH:生死に関わらず・・・・彼はまったく面白みがなかった、けどあなたたち3人は・・・
3人は素晴らしいわ。ありがとう。
EH:あなたのやった事は、Dr.ワトソン・・・
とりわけあなたの道徳的規範のせいで・・・
あなたが自分の手を血で染めたくなかったから、ひとりの代わりに2人が死んだのよ。
JW:2人?
EH:そうよ。ごめん、ちょっと待ってね。
ユーロスは所長の妻のほうに身体を向けると銃で殺してしまいます。
EH:道徳的規範はあなたにどんなメリットがあるの?
結局のところ、他人の命を犠牲にしてまで自分の手を汚さないのは我儘だよね、そう思わない?
JW:彼女を殺す必要などなかったはずだ!
ジョンが叫びます。
EH:彼女を助ける条件はあなたかマイクロフトが彼女の夫を殺す事だったでしょ。
これは実験よ。苦難もあるのよ。シャーロック、銃を拾って。次はあなたの番よ。
EH:私がそれを使えと言った時にね・・・・私は今回の事は忘れないから。
SH:銃は要らないと言ったら?
EH:あら、銃は慈悲のつもりだけど。
SH:誰への?
EH:あなたよ。
SH:どうして?
EH:誰かの死が必要になったとき、素手で殺そうと本気で思ってる?貴重な時間が無駄になるわ。
ユーロスの言葉に互い顔を見合わせる3人。
JW:持っていけばいいよ。
シャーロックは銃を拾い弾丸を確かめ、ユーロスを見ます。
SH:弾丸はひとつだけ残ってる。
EH:ひとつあればいい。それでも必要になるから。
部屋の隠し扉が開きます。
EH:そこを通ってね。まだ多少仕事があるから。
飛行機の少女はすごく怖がってるわよ。
シャーロックはマイクロフトを見ます。
SH:ごちそう?
MH:そうだ。知っていると思うがバイオリンだよ。
SH:見返りか?
MH:彼女は素晴らしく賢いのだ。
SH:あなたはそうではないと思えてきたよ。
その時、照明が赤に変わりモリアーティの声が聞こえます。
「Come on now! All aboard! 」
3人ともその部屋を後にします。
続きます。
とりあえずジョンが手を汚さないで良かったわ。
何度もシャーロックを見るジョンと、じっと見守るシャーロック。
S3E3のマグヌッセンの場面を思い出しますがあの時と違い今回は頼もしいジョンなのであった。
それにしてもどんどん立場がなくなっていくお兄ちゃん・・・・
最後にどんでん返しはあるのか。