空和心律体

「道」を「楽」しむ極意を探して右往左往

「磯丸」 伊良湖への想い

2011-10-20 22:21:19 | 雑記
残念ながら中止になった「トライアスロン伊良湖大会」ですが、実は伊良湖には特別な「想い」があったんです。

それは、我が家と伊良湖の縁・・・

磯丸(いそまる)の書

↑我が家に伝わる「磯丸の書」です。

ちなみに、糟谷磯丸(かすやいそまる)という人物は伊良湖出身の歌人(漁夫歌人と言われる無筆の歌詠み)です。

この書を掛軸にしたのは亡くなった祖父ですが、以前から自分なりに磯丸について調べていました。
そして今回、田原市博物館のAさん(学芸員)から丁寧な解説をいただきました。


集めた資料の一部


神祇 神はわがいるところにます鏡映る御影を仰ぐ賢さ

<意味>
「神様は私達が祈るところの鏡の中におり、そこに映る(いる)神様(神霊)を仰ぎ敬っていくことが大事なのですよ。」

神祇歌・・・日本古来の神への信仰や神々の由来、神社の縁起を詠んだ歌
ます鏡・・・真澄鏡/まそかがみ、鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく澄んだ鏡。






いつ、どのような経緯で我が家に伝わったのかは分かりませんが、地元神社の神主を代々務めていたのが縁ではなかったのかと推測しています。

今回の解説から、どうやら歴史的な価値は小さい書のようですが、160年以上も前から我が家と伊良湖が繋がっていた事実に浪漫を感じています。近いうちにゆっくり伊良湖を歩いてみようと思います。そして、来年の夏こそ伊良湖で思い切り泳ぎ、走りたい・・・

尚、磯丸の歌は伊良湖灯台への遊歩道、磯丸園地(トライアスロン会場横)に碑として残っています。(恋愛パワースポットとして紹介されています。)