英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その101「質問にちゃんと答えない菅総理の答弁(参院決算委員会)」

2021-06-07 21:46:20 | 時事
今日(6月7日)の参議院決算委員会で、立憲民主党の福山幹事長
「東京五輪・パラリンピックについては、できる限り開催したいと思うが、強硬に開催すればいいものではない。
 開催を可能とする医療体制や感染者数といった指標や判断基準を示す必要があるのではないか?」と質問したのに対し、
菅総理は
“感染対策をしっかり講じ、世界から選手が安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく”
 これが開催の前提条件である。前提が崩れれば、そうしたことを行わないということだ

と答えていたが、答えになっていない

「《開催を可能とする医療体制や感染者数といった指標や判断基準》が必要なのではないか?必要であると考えているのなら、その基準を示してほしい」というのが、質問の趣旨であるが、『開催の前提条件』という論点にすり替えてしまっている。
 百歩譲って、『開催の前提条件』としてもいい。そして、「前提が崩れれば、そうしたことを行わない」と言うのなら、その前提が崩れたと考える基準や指標を示してほしいものである。


 まあ、尾身分科会会長が投げかけた「五輪を開催する理由は何か?」問いに対して
 「(開催目的・意義は)世界最大の平和の祭典であり、国際的な相互理解や友好関係を増進させるものだ。安全、安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届けできるものと考えている

 と、答えているくらいだから、質問に対して正対して答えるつもりはないのだろう。
 その答えで、国民や世界が納得すると思っているのだろうか?

 世界を平和にしてから「平和の祭典」と言ってほしいし、金と利権にまみれた五輪が国際的な相互理解や友好関係を増進させるものとはとても言えない。ちゃんとした政治を行って勇気と希望を届けてほしいものである。

 
コメント
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