
こんな感じの写真をどこかの道の駅のポスターで見たことがある。それも自転車で走るイベントだったと思う。旧寒風山トンネルまで来た時に、ふとその写真が頭をよぎった。
今朝はピカピカの青空。こんな日は高い所に行こうと思って、目指したのは寒風山。ネットの情報では旧国道194号線を上がって、旧寒風山トンネルの横から登る初級者コースの山だとのこと。
現寒風山トンネルの入り口から旧国道に分岐するが、1車線の狭い道でところどころ上から小枝が下がっている。

かなりの上り坂を上がってきた。対向車がなかったのが幸いだった。
登山者用の駐車場にはすでに10台くらい停まっている。
靴もリュックもストックもある。往復4時間で13時にはクルマに戻れるから、お昼の用意はなくてもいいかな。非常用の羊羹とキャンディーがあればいいだろうと、リュックの中を探したがどちらもない。先日東京に行く際に全部おろしてしまったのだ。
さてさて、最低限のものは持って行かないと万一の事態になった際に困ってしまう。すっぱり山はあきらめよう。その時あのポスターが頭をよぎった。そうだ自転車でUFOラインを走るぞ。

ここがUFOラインの入口。こんな感じでいくとあの景色に会えるのか。これは楽しみ。

ところが少し下ったらあとは上りに次ぐ登り。

このトンネルの所から下りになった。寒い寒い、トンネルのそばには雪が残っているほどだ。一枚着込んで下りを走る。下りは怖い。スピードが怖いのではなくて、帰り道は登りになるからだ。

また登りだ。首の後ろにある動脈がドクドクいっている。もう若くはないので休み休みペダルを踏む。少しずつあの景色が近づいてくるようだ。

見えてきたぞ。


太平洋の方を見ると、山並みが幾重にも重なっている。

自転車も頑張った。記念に写真を撮ろう。

もう少し先まで行ったら折り返すとしよう。

折り返し地点から振り返るとこんな感じだ。

片道12キロの行程のほとんどが登りだった。向こうの山頂にいる人も尾根を登る人も見える。

帰り道はあっけなくクルマまで戻ってきた。このUFOラインは1車線の道だが枝が垂れ下がっていることもなく、キャブコンでも十分通行は可能だ。

このまま旧寒風山トンネルをくぐって愛媛県側に降りることとしよう。実はこの寒風山トンネルは工事で通行止め。お昼休みの一時間と午後は15時から5分間しか通れない。そこでお昼も食べずにトンネルを走った。最低地上高が3.2メートルのなので迷ったが、一応旧国道のトンネルだ。嘘ではないだろう。どうも3.2メートルというのは路側の白線の真上の高さらしい。中央部は4メートルを超える高さがあった。

トンネルから出て唖然。両側から枝が伸び放題で、とてもマイ・アラモでは通過できそうもない。急いで引き返して寒風茶屋の前の駐車場に入れた。
ここで、おかゆを炊いてお昼御飯だ。
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