エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

令和4年のはじまり

2022年01月04日 | 家族

新年を迎えました。

コロナウイルスの感染状況が収まりつつある昨今、

やがてくるオミクロン株のまん延を見越して「今のうちに忘年会」が多かったり、

「今のうちに帰省」ということで、四万十市も年末年始はたくさんの帰省客で賑わっていました。

我が家も県外で働く子供達が帰省したので、家族で初詣に出掛けてきました。

次男が新車を買ったということで、ドライブがてら足摺岬の金剛福寺で初詣です。

足摺周辺の海は夕暮れにどんどん焼けてきます。

そんな夕方に金剛福寺に到着です。

本殿付近はお香の香りに包まれています。

子供達のおみくじは大吉だったよう・・・

私は小吉で嫁は末吉、私は春から運気が上がるようなので冬は大人しくしていようかな・・。

少し時間があったので、近くの足摺岬の展望台に上がりました。

海に沈む夕日と岬の灯台は何ともロマンチックです・・。

黄昏時とでも言うのでしょうか・・切ない・・。

今年は成人式もちゃんと例年通りにあり、ウチのお店も3日からの営業だったので実質の正月休みは2日間。

おかげで正月太りとは無縁でしたが、ジョギングをサボり続けた体は正直でちゃんと太っています。

やっぱり走ろうかなぁ~

・・・というわけで、本年もこのジョギングブログ(自称)、

何卒、よろしくお願いします。m(__)m

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サプライズなプレゼント

2019年11月05日 | 家族

「何とかお店を早じまいして高知市内にこれないだろうか・・?」

という長男から連絡がきたのは忙しい日曜日の午前中。

どうやら子供達は三連休に合わせて嫁がいる高知市内に集合するらしく、父も夜の食事に呼ばれた。

ところが、嫁に連絡を取ると「何それ?聞いてない」との返事。

とにかく、滅多にない子供達からの誘いに乗っかるようにして、

夕方からの予約を調整し、店を早じまいして車を走らせた(2時間)。

家族が合流して、長女の案内で連れて行かれたのは繁華街の料亭。

「何これ、何のサプライズ?」「お前達、誰か結婚報告でもあるのか?」

疑心暗鬼な親の心をよそにニヤニヤする子供達。

コース料理が運ばれる前にビールが注がれ、長女がかしこまって発声した。

「それでは!銀婚式おめでとう!カンパーイ!」

「え?銀婚式?マジ?知らんかった・・」と父。

「もしかしたら今年がそうかもしれない・・と思ってはいた」と嫁。

この会食は、皆社会人として働いている子供達からのサプライズプレゼントだった。

何年目?何周年目?、本当は来年なのかもしれないが、もうそんなことはどうでもいい。

人生の中でこんな喜びの瞬間が訪れるとは夢にも思っていなかった・・。

(何と子供達、本当は湯布院の温泉一泊旅行を計画していたらしいが皆の都合が合わず断念したらしい)

私自身はまともな親孝行などする間もなく両親を失って後悔しただけに、

子供達からのこの親孝行は、「ありがとう」とだけ言って存分に甘えることにした。

親といっても私達もまだ若い(笑)、場所を替えて宴を続け、深夜まで子供達と一緒に騒いだ。

翌日の行動はもうバラバラ。

私は帰路への途中に高速を降り、先週と同じ山をいつものように登った。

さらに帰宅後も夜の堤防をいつものように5kmのジョギング。

いつもの事をいつものようにすることで、一夜の出来事は夢のようになってしまったが、

もうしばらくの間は少し高いお酒を飲んで余韻に浸ろうと思う・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天空のキャッチボール

2019年03月12日 | 家族

「奇跡やのう」

約10年前、小学校の運動会で皆と同じようにお遊戯を踊る低学年の孫を見た両家の祖父達が口を揃えた。

次男は、さらに幼少の保育園時代は誰の言うことも聞かない手のかかる子供だった・・・。

口を開けて布団の中で熟睡している大きくなった次男を眺めながら、そんなことを思い出していた。

「おい!起きろ!山へ行くぞ!」

布団の中で首を横に振る次男。

我が家からの卒業旅行は山登り。(父が勝手にそう決めている)

ある程度の覚悟があったのか、しぶしぶと起きてきた次男を連れて山へ出発。

「風が心配やな~」

麓を走る車の中で呟いた父に返事もしない息子。

天気予報では日中は風速6mの強風。

しかし、登山口に到着すると風よりもガスが敵になった。

吹き付ける風にモヤが覆いかぶさり、視界も悪い中、入山。

景色は何も見えない。


目的地までは約2時間、ガスが抜けないものか・・


春に就職のために家を出る次男。

幼い頃によく公園でキャッチボールをしたものだ。

足が速く肩が強いというポテンシャルの高い兄に対し、野球センスが抜群だった弟。

少年野球では同級生のスーパーエースの活躍のおかげもあり、神宮の全国大会にも出場した。

「あの子は味がある子」

死んだ祖母がつぶやいた一言は、ある意味納得で、

野球の練習の帰りに野グソをして、お尻を拭く葉っぱを探してくれた友との友情をユーモアたっぷりに綴った「野グソ日記」は学校で絶賛されたりした。

中学になると、厳しい野球部の先生に心身ともに鍛え上げられ、生徒会長の役に就いた。

「いじめ撲滅」という地域の生徒会長達の取り組みが評価され、高知県代表として全国いじめサミットに参加するために文科省にも行った。

高校では野球部キャプテンを任され、任務をきちんと全うした。

癇癪持ちで、3人の子供の中で一番手のかかる子供だっただけに、その後の活躍は父からしてもまさに「奇跡のよう」だった。

後ろ姿を眺めながら、しばし感慨にふけった。


山の中で二人きりになると、不機嫌だった次男も少しずつ心を開き喋りはじめた。

社会に出る不安、将来の事、高校を卒業した次男の考えは、もう立派な青年だ。

家に居るとスマホばかり触って全くの出不精で、外に連れ出して気晴らしさせてやろうという目的でもあったが、

この父子の山歩きは親として送り出す息子への「安心」が欲しかっただけなのかもしれない・・、

いつしか少しだけ視界が開けて、少し景色が楽しめるようになってきた。


素晴らしいブナの景色。


ブナ林は癒し。


息子は、山の主からパワーを頂くのだそうだ。


親父もそうしよう・・


苔むした岩場で道に迷い(いつもの事)、不安に駆られるのもいい経験。


体力的には現役高校生(卒業間もない)にはかなわず、ゼーゼー言うのは親父。

ついに目的地、目黒鳥屋に到着。


「ウォーーッ!!スゲーーッ!!」

家では聞いたことのない大声で叫ぶ息子。

親父もうれしい。

セルフタイマーで記念撮影。


シートを広げ、強風の中、並んでオニギリを食べた。

少し休んだ後、リュックから取り出したモノを見て、息子の顔がほころんだ。

「グローブやん」

標高1000mを越える天空の地で、息子と思い出のキャッチボールをした。


キャッチボールは息子が子供の頃以来。

想いを込めて投げるボール、掌にズシッと響く想いがこもったボール、

父子のキャッチボールには言葉など要らない。

天空のキャッチボールは社会人として旅立つ息子への無言のエール。

いつの日か、遠いいつの日か、少しでも思い出してもらえるなら、父はそれだけで満足だ。

下山途中にやっと晴れて、優しい太陽に包まれた。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感謝の半世紀

2017年12月06日 | 家族



最近は誕生日イベントなんかにはほとんど関心が無かったのだが、

今回だけはワケが違う・・。

ついに50歳!

「半世紀」です。

いろんな運といろんな縁に恵まれ支えられ、何とか無事にここまで辿り着くことができました。

数年前、地元の商工会から取材を受け、

「あなたにとって四万十川ウルトラマラソンとは?」という質問を受けました。

その答えは「やっと見つけた【宝物】です」。

私は、100kmマラソン走ることで【感謝】を学びました。

「人は一人では生きていけない・・」

ランニングに出会えたことを喜びに感じます。

少年時代、50歳の今の姿を想像するのは難しかった。
人生って面白いもんですね。


これは「パー」のポーズではなく「50」ということで・・(笑)


100kmマラソンでは丁度この沈下橋が約50km付近。

長い人生のなかでもこの辺なのだろうか・・、

ん、待てよ・・、71.5kmでリタイアしたぞ・・・、んん~~そんなもんか(笑)。

まあ、ジョギングを続けられることは健康でいられること。

これからもちょくちょく走って楽しみますよ~!

最初の写真はカズラナシ(サルナシ)、親が好きだった果実、

やっぱり丈夫に産んで育ててくれた両親に一番の感謝かな・・

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子よ、地獄を見てこいっ!

2017年10月13日 | 家族

第23回四万十川ウルトラマラソン、今回は親子での出場となります。

春に高校を卒業し地元に就職した息子が、会社がらみで60kmの部に初出場です。

2400人の出場ランナーのなかでは最年少になります。

その息子、まだ社会人としての自覚も薄く、休日は友人達との遊びが第一。(親も昔はそうだった・・)

何と、ここまで「練習無し」できてしまいました。

もう社会人なので親として一切口出しはしないようにしてきましたが、

「もういいかげん、ちょっと走ってみようか?」とたったの一度だけ走らせてみました。

とはいえ私は故障中なので、今回仕事の都合でエントリーできなかった嫁に付き添いを頼みました。


一回だけの練習は「キロ7分で走らせること」。

少年時代は学校の駅伝選手、中学は野球、高校はバスケと、それなりに運動してきた長男。

このまま大会に出るとスタートから勢いのままに飛び出して、すぐに終わりを迎えてしまうだろう。

彼にとっては無茶苦茶遅い「キロ7分」を意識させて、その分距離を延ばすというアドバイス。

たったの1回の練習はわずか4kmで終了。

たくさん練習してきて抽選も乗り越えて、悲願の四万十ウルトラを走るランナー達にとって、

こんなド素人な若者が同じレースに参加しているのはとても失礼な話。

親としては、経験をアレやコレやとアドバイスして「それなりな結果」を残すよりも、

自分なりに必死に頑張り、リタイアを経験して、

次回に初めて「自分の考えで」レースに向き合ってほしい気持ちです。

もしかすると若さだけでゴールまで突き抜けてしまうかもしれないけれど、

道中に見る「地獄」は、彼にとって今後の長い人生の糧となることは間違いないでしょう。

出場ランナーのみなさん、

コース上でこの赤い飛脚の若者を見かける事があれば叱咤激励よろしくお願いいたします!

さて、地獄をみるのは父の100kmも同じで、

故障個所の痛みは無くなりましたが、走ってみないと分からないぶっつけ本番出場です。

痛みが出ればすぐに終わり、出なければ完走目指し何処まで行けるか・・・。

筋膜のリリース、ストレッチ、出来ることを頑張ってスタート地点に向かいます!

ん~~、息子と同じリタイアバスに乗るのだけは避けなくては・・(笑)

ではみなさん、頑張りましょう~!!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする