エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

さ・し・す・せ・そ(12)~川の幸・山の幸~

2023年10月29日 | さ・し・す・せ・そ

禁漁期間になる前、釣り人から鮎を戴きました。

四万十川の天然鮎です。

鮎の胸にある黄色い印は、縄張り意識が強い証拠な印。

「追い星」と呼ばれるこの鮎は、餌場を占拠してたくさん食べている良質な鮎と云われている。

12月の産卵後に漁の解禁となる「落ち鮎」は市街地に住んでいてもよく食べるが、

本格的な四万十の夏鮎はなかなか食卓にはあがらない代物。

塩焼きにします。

電子レンジにグリル機能があるので、様子を伺いながらやってみよう~。

上手く塩焼きに出来ました!

四万十川天然鮎の塩焼きです。

美味いっ!!

四万十川最高ーーっ!!

地元にこんな美味しい食材があるなんて・・・、久しぶりの感動や~(^^)

新鮮なお刺身ばかりに舌鼓をうってきたけど、やはり私も四万十川のほとりに生まれてきた人間、

DNAに四万十の天然鮎はしっかりと刻まれていたのだ~~!

四万十と云えば川と山、

この時季の山の楽しみは果実。

春のジョギングで花をチェックしておいて、秋に果実の収穫に走る。

果実は熟し具合が大事だが、ぎりぎりまで粘ると鳥たちに先を越されてしまう。

そのビミョーなタイミングが一番大切なのだ。

ココブ。

全国的にはムベ。

春に撮った花はこんな感じ。

収穫!

果実を食べるというよりも種のまわりをしゃぶる感じ。

食べるところは少ないが、甘くて美味しい。秋の楽しみの一つなのだ。

アケビ。(ミツバアケビ)

ココブよりも希少価値があるアケビ。

アケビの特徴は熟すと割れるところ。

割れてしまえば虫がついたりするので、割れる直前がベスト。

春に撮った花はこんな感じでオシャレ。

これも種のまわりをしゃぶり尽くすやつ。

さわやかで上品な甘さ、美味しい。

アケビもココブもお年寄り世代には希少な「秋のおやつ」。

私はまだ年寄りではないが、その想いを共有して楽しんでいる。

川の恵みに山の恵み、

希少で美味しい食べ物は口にすると幸せになり、川の幸、山の幸となる。

自然の幸に感謝しながら「さしすせそ」を楽しもう~!(^^)/

 

 

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さ・し・す・せ・そ(11)~高級素材~

2023年05月18日 | さ・し・す・せ・そ

20年ほど昔、夜の磯で遊んでいた時に大きな岩の下から「ヌー」っと姿を現したアイツ・・・、

「伊勢エビ」

奴の姿を目撃したのはその一度だけ。

その伊勢エビを生きたまま貰ってしまった。

(4月後半のお話です・高知では5月~9月が禁漁期間)

生きてます。

まずは、氷水でお亡くなりになってもらいます。

背中の隙間に包丁を入れて筋を切断すると・・・

簡単に分けることが出来ます。

キッチン鋏で殻を切り取ります。

あっという間に身が取り出せました。

頭を縦に割って内臓を取り出してエビ汁(味噌汁)もつくります。

伊勢海老のお刺身。

エビ汁。

高級素材は高級料理へ・・・。


ちょっと味見、・・・美味い!!甘い!!んん~たまらん!!

これは酒が必須や~!

高級素材といえば、沢で見つけた「天然ワサビ」。

春は葉ワサビ、かなり貴重なので葉を少しだけ調達。

塩モミして砂糖・醤油・酒・みりんにつけてレンジで加熱。

ちゃんとワサビの辛さがあり、コレ、ごはん何杯でもイケるやつ。

伊勢海老と天然ワサビがコラボ出来なかったのは残念だが、

いつかそのうちそんなチャンスが・・・・あるわけないか。

前回の「さしすせそ」から約一年、

ハードル上がりすぎたんで、この後はどうしたものか、

とりあえずワサビ御飯が美味しすぎて何も考えられない(笑)。

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さ・し・す・せ・そ(10)~免許皆伝~

2022年04月14日 | さ・し・す・せ・そ

勝手に始めたこのシリーズもついに「その10」を迎えた。

この春で包丁を握り始めて丸三年になる。

石の上にも三年、少しは進歩したのだろうか・・・(遠い目)、

旅立ちの春、出会いの春、希望の春、そして「恵みの春」。

料理に携わるようになってから改めて感じることは、

海・山・川、それぞれの自然の恵みをいただいて生きているということ。

人は自然のなかで生きているのか、それとも生かされているのか・・・、

・・・てなどーでもいいことをいつものように呟いてみたワイ。

ホナ、いくでー

「兄さん!今日はビリがおるよー!」

物産市場で年増のネエさんに声を掛けられるワイ、

ビリって、あの・・・噂の・・・幻の・・・ビリガツオ!?

うおーーーっ!(魚ーーっ)

ビリガツオに出会ってもうた===!

ビリガツオは日戻りガツオ、死後硬直していない新鮮すぎるカツオ。

3枚におろしてもらって購入。(こんな貴重なカツオは下手な自分が捌いてはいけない)

とにかく「新鮮さ」がウリなので、氷にも当てずに持ち帰り速攻で食すのだ!!

いや、もう、たまらん・・・

ビリガツオの「ビリ」とは「もの凄く新鮮な」とか「弾力」のことらしい、伝わるかな~~?

ビリビリやで!

高知名物「ぬた」(葉ニンニク・酢味噌・砂糖)でも食すで!


あ~~幸せ。

人間って美味しいものを食べてる瞬間が一番幸せかも・・・、(たぶん違う)

よっしゃ、現実に戻ろう・・・

厚揚げとナスと挽肉のオイスター炒め。

これは時短料理としては活躍する。

忙しい現代人は時短も大事なこと。

ゴボウの甘辛照り焼き。

ゴボウを1本だけ持ってオバチャン達のレジの列に並ぶハードルも越えられたワイ。

レンコンとコンニャクのきんぴら。

レンコンとコンニャクだけ持ってレジの・・・、そんなに見んなよ、後ろのオバチャン。

照りとろナス丼。

ナスとキャベツだけ持って・・・そんなに見んなよ・・・レジのおばちゃん。

鳥の照り焼き。

嫁「お弁当のおかずに1個ちょーだい!」

持ってけドロボーや!上手に出来ると絵面もエエな~

照り焼きチキン丼。

温泉卵もつくったでー!

温泉卵、箸で割ってトロ~リ・・・の画像に失敗したやつ。

テイク2が利かない一発勝負に案外弱かったワイ・・・(悲し)。

最近はゴミ箱に放ったゴミも大きく外す・・・(老化)。

豚肉とほうれん草の中華炒め。

先に多めの油で溶き卵を炒めるのがコツ、炒める系の中華は手順が結構大事。

ゴボウと鶏肉のトマト煮。

ホールトマトの缶詰登場ぜよ!イタリアンぜよ!

これはパスタにも使えるな~、

リコピンで抗酸化してアンチエイジングや!!

新玉ねぎを大量に戴きました。

鶏肉が残ってたんで、

鳥めし。

鶏肉に新たま、ごま油とニンニクを多めに使って炒めて混ぜ合わせただけ。

こんな単純なものが・・・旨い。しかも、これも時短料理。

新玉ねぎのステーキ。

バター醬油でレンチンという、究極の時短料理。

これはかなり美味しい!何玉でもイケる!血液サラサラやでー!!

先日、山奥の沢で見つけた念願の「天然わさび」。

天然でっせー!

洗うとさらにソレらしくなった。

試しに小さいやつを擦ってみる。

香りがいい!

ホンマにわさびやん!

舐めてみる・・・、あれ、辛くない・・・。

調べてみると辛みが増すのは晩秋の10月以降らしい。なるほど。

まあ、それでも貴重な天然わさび、せっかくなので食す!!

わざわざ天然ブリ買うてきたで!

いやいや、・・・たまらんやつやん!!

これは贅沢!!

海の恵みと山の沢の恵みのコラボや~~!(落ち着け)

葉っぱも食べるで~。

塩もみして、熱湯と冷水で刺激を入れて冷蔵庫で寝かす。

翌日、醤油で・・・。


「辛ーーーっ!!」

これはまさしくワサビの辛さ。

春は葉ワサビ、なるほどね・・・、でもクセになる辛さでご飯がすすむ。

・・・となると、細かく刻んで、ご飯にまぶして、醤油かけて、

たっぷりなネギとカツで「ネギカツわさび丼」。

カツの下はちゃんとワサビ御飯。

嫁「もう何処にヨメに出しても恥ずかしないワ」

嫁さんから【免許皆伝】いただきました!

ワイ「ほな、ヨメに行ってくるけん!」(笑)

このタイミングで嫁の友達メグ(恵)から戴いた超美味しいビール。

これは・・・「メグの恵み?」

なんのこっちゃ。

ここまで勝手にシリーズ化した料理シリーズ。

新聞にコラムが掲載されたりして、結構楽しくやれました。

「その10」以降につづきがあるのか分かりませんが、ひとまず区切りとしてお礼申し上げます。

ド素人料理のつたない記事に目を向けてくれた皆さま、ありがとうございました。

そのうち続きをやるかも・・・

やるんかいっ!

 

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さ・し・す・せ・そ(9)~文明の利器~

2022年01月21日 | さ・し・す・せ・そ

人は生きるために食べるのか、食べるために生きるのか・・・(遠い目)。

んん~、ワイは一体何を語っているのだろう・・。

スイートスプリングを戴きました。

スイートスプリングとは温州みかんと八朔をかけあわせた柑橘のようです。

味は八朔をさらに甘くしたような感じで美味しい。

とりあえず「おもてなし」な切り方で切って皆さんを「おもてなし」です。

ようこそ「さ・し・す・せ・そ」(9)へ!・・・m(__)m。

え?誰も期待してない?まあよい、せっかくの続きモノなんで勝手にやるワイ!

(ヒマな方は(1)からどうぞ・・)

嫁が大きな試験に合格したので、スーパーの一番高いウナギでお祝いをした。

四万十産養殖ウナギの鰻丼ぜよ!(切ってタレかけただけ)

天然ウナギと養殖ウナギ、地元でも好みが分かれるが、

養殖ウナギのほうが身がふっくらしていて個人的には好み。

大根の「間引き菜」を戴きました。

油揚げと一緒にごま油と醤油・鰹節でササっと炒めた。

七味唐辛子を混ぜると、・・これはもう酒のアテになったな~。

酒とお供といえばやっぱり新鮮な魚、

生鮮市場で見つけたのはオボソガツオ(ひら)。

カツオの腹に斑点があるよね~、これをオボソといって、この魚が美味いんですわ~。

カツオは捌くの面倒くさいんで柵で買いました(笑)。どうです?もう旨そうでしょ?

ブラックスワン(マイ包丁)で切ったぜよ!(えらそーに・・)

ポン酢しょうゆ、さらに柑橘絞ってよりフルーティーに・・

もうモッチモチでたまらんですわ==!酒がすすむんですわ==!

んん~~~たまらんっっ!

ヨシっ!こうなったら本格的に酒のアテを作ろう!

ついに文明の利器、圧力鍋の登場や!(大袈裟)

豚の角煮、いくでー!

ひと煮立ちさせて余分な脂をぬく

ネギは臭み消し

文明の利器、圧力鍋ぢゃ!

蒸気口から蒸気が出るまでは強火、その後弱火で20分。

嫁「え?20分!?長すぎやろ~」

ワイ「だってWEBに書いちょるもん・・・」

嫁「いや~、長いって」

ワイ「大丈夫ちや!」

嫁「焦げるちや!」

ワイ「大丈夫ちや!」

「・・・焦げたちや」

くそ~、やはり主夫は主婦にはかなわない・・・。

いや、これではWEBのレシピ主には失礼な話で、たぶん火加減を間違ったにちがいない。

ここで改めて(初めて)火加減のお勉強!

「強火とは」鍋全体に火があたっていること

「中火とは」鍋底に火の先があたっていること

「弱火とは」鍋底に直接火があたっていないこと

料理は「火加減」「さじ加減」。

素振りを重ね、直球を打てるようになると「加減しだいで」変化球にも対応出来るのだ!(なんじゃそら)

「文明の利器、圧力鍋」、

ハードルが飛べるようになったからといって、いきなり棒高跳びに挑戦し失敗した。

ならばちゃんと「加減」を勉強して大きく飛んでみよう~!(なんのこっちゃ)

「圧力鍋で牛すじこんにゃく」

大根、にんじん、こんにゃく、2度にわたってアクを抜いた牛すじ肉、

中火、弱火、今度はきちんと調整して煮込む!

「棒高跳び飛べた!」「それもブブカや~~!」(昭和の人間)

嫁「うう、コレは胃袋つかまれるやつや・・・」(いちおう誉め言葉)

どうやら圧力鍋は「時短」だけではなく、味を「本格的」にさせるらしい。

嫁が忘年会のクジで「電気フライヤー」を当ててきた。

文明の利器、「電気フライヤー」、

・・・棒高跳び飛ぼう!手作りコロッケに挑戦や!

まるで小学生のような買い物で、じゃがいもをたくさん買ってしまった・・・、

なので、ついでにポテトサラダも作ることにした!

二刀流やで~!

玉子を茹でて

じゃがいも茹でて

具材を刻んで

「あれ?マヨネーズは?」(冷蔵庫に頭つっこみ)

嫁「昨日きれたで」

寒空の中、スーパーにダッシュするワイ、

日頃のジョギングはこういうときの為に・・・いや、ちゃうわい!!

混ぜ混ぜ~

ポテトサラダ

タマネギ炒めて

合いびき肉炒めて

茹でたじゃがいもを潰して混ぜ合わせ

丸めてタネをつくる

手作り感、すごいな~

あとは「電気フライヤー」で揚げるべし!!


多少、油のハネはあるが、食卓で揚げたての食事を堪能できるのはいい。

手作りコロッケぜよ!

ポテサラとのセットで「ポテトポテトぜよ!」

「にいちゃん!コロッケ揚がってんで~!いらんか?」

大阪のアパート暮らし時代、肉屋の軒先でオバサンの声に誘われ何度も買った揚げたてコロッケ、

袋から伝わるアツアツのぬくもりが一人暮らしの寂しさを紛らわせてくれたものだ。

「食」は人生の節々に思い出とともに刻み込まれる。

今回は文明の利器を使いこなし、素人料理も「より深く」そして「より楽しいもの」として刻み込まれた。

んん~、やっぱり私としては「食べるために生きる」でいいのかも・・・(笑)

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さ・し・す・せ・そ(8)~炙り~

2021年06月03日 | さ・し・す・せ・そ

4月に記事にするのを忘れていたので今更ながらの続き物です・・・。

春に2年間のお勉強期間(大学院)を無事に終えて嫁が帰ってきた。

私にとって嫁のいない2年間は、料理のスキルアップには十分な時間であった。

若い頃、都会での一人暮らしではカップ麺やレトルト食品が主、火を使うとしてもせいぜい炒め物で、

それは単に「生きるために凌ぐ」程度のものだった。

今はインターネットでレシピも簡単に手に入り、手順通りに進めるだけという時代になり、

料理も「失敗しないもの」になった。

・・・はずなのに一向に上手にならないのは何でだろう?

まあ楽しめばええか~

大葉をもらいました。

やっぱり天ぷらでしょう~

サクサクで無限に食べられます。

釣り好きなお客様にイサキを3匹もらいました。

まだまだ切れ味抜群なマイ包丁の出番です!

ササっと、3枚におろしていきまっせ~

まあまだ下手くそやけど、リアル感があっていいよね~

1匹目は普通に刺身ぜよ!

2匹目は白ワインとレモン汁を使ってムニエルぜよ!

3匹目は・・・炙るぜよ!!

初めてのバーナー、結構な炎にビビりながら皮目を焼くぜよ!

皮目がチリチリいうくらい頑張って焼くぜよ!

若者はYOASOBI、オッサンはHIASOBIぜよ・・・(サラリーマン川柳の影響)

※火遊びは危険なので炙りの写真は無いっす。

炙り刺身ぜよ!!

炙りの焼き切りのやつはヌタで食す!

こりゃ~~たまらん!旨し!!

嫁「私はこれから毎日こんな料理が食べれるんや~~!」(しみじみ)

「アホかーっ、お前も作らんかいっっ!」

「でもまあ、炙るの楽しかったけん、また作っちゃるわい」

そうそう、何でも上達の秘訣は「楽しむこと」。

【興味を持つこと】【やってみること】【楽しむこと】

これは四万十川ウルトラマラソンで学んだ極意と同じ。

とりあえずこの2年間、こういう機会を与えてくれた嫁さんに感謝しときますか・・・

 

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