漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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髪のパサつき2タイプ

2008-09-04 | 肌トラブル・アトピー・美容
9月4日は「櫛(くし)の日」。
美容関係者らが決めた日ですが、「くし(櫛)」の語源は「薬」と同じで、不思議・霊妙なこと「奇(く)し」「霊(くし)び」だそうです。
秋になると、髪の抜け毛やパサつきが気になります。
そこで、今日は髪のパサつき2タイプと漢方対策をご紹介します。

タイプ(1)
年齢とともに頭髪全体が細く弱くなって、コシがなくパサつく。脱毛、白髪も多くなってきた。

タイプ(2)
毛先のトラブルが多い。枝毛や切れ毛が起こりやすい。白髪も目立ってきた。抜け毛も気になる。


◆原因と漢方対策

タイプ(1)精血不足
年齢(中壮年以降)や慢性疲労が続いたりすると起こりやすい。毛根部の栄養が不足するので髪全体が細く弱くなる

何首烏(かしゅう)プラス杞菊地黄丸などの補腎剤。

タイプ(2)気血両虚
しっかり食べなかったり、出産時の出血過多で体力を消耗したりするとおこりやすい。毛髪先端から異変がはじまり、カサついてツヤがなくなる。

十全大補丸 婦宝当帰膠+補中益気湯など。

(1)(2)は両方重なって起こる場合も多い。


■髪によい食べ物◆肝腎を強化する食べ物がおすすめ

クコの実、なつめ、竜眼肉、ブルーベリー、レーズンなどのドライフルーツ、アーモンドなどナッツ類、黒ゴマ、黒豆、レバー、牡蠣、しじみなど

ゴワゴワしたフケが多い、頭皮がべたつくという方は、ミネラルと食物繊維が豊富な海藻類で腸内の掃除をしっかり行うと頭皮もすっきりするでしょう。


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