漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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肩から腕にかけてのしびれを漢方薬で

2010-09-03 | 老化・血流
このままずっと夏が続けば日本もハワイみたいにのんびり陽気な国になったりして。
それもいいかも~ とのんきなことを想像していたら、
今日の午後から、すっと空が高くなり風がさわやかになった。
(ま、あくまでもこれまでの猛烈な蒸し暑さと比較して、という程度だけど)
やっぱり秋はちゃんときてくれるのかも。

しかし秋の気配を感じると、ほっとする一方で、
また一年も終わりに近づくのかと焦ったり、落ち込んだり、やるせない気持ちに
なってしまうのは、年齢のせいかなあ。

      
肩から腕にかけてのしびれを訴えて来局された50代女性。
「これも更年期かしら・・・」
活血対策として「冠元顆粒」を数日分お買い上げ頂きました。

二回目のご来局で。
「私にこの漢方薬がすごく合ったみたい」
すっかりしびれが解消されたとのこと。
「やっぱり血流をよくしておいたほうがいいのねえ、これからも少しずつ続けて飲むようにします」

処置が早かったのもよかったと思いますが、
そんなに効いたのは、裏を返せば、そんなに血流が悪化していたということになる。

年齢とともに微小循環の血流はどんどん悪化するので、
その先にあるさまざまな組織が十分養われず、ある日突然不快症状が発生することも。
したがって中年以降は血流を改善する漢方対策がとても大切になる。
その対策があれば悪化を防いだり、さらなる不快症状の出現を予防することができます。
もちろん、日々適度に体を動かして代謝をアップしたり、疲労をため込まずに睡眠をとること、甘いものを食べすぎないことなども同時に行いましょう。
これらすべてが漢方的養生法。

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