漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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カサカサに白きくらげ(銀耳・白木耳)

2012-02-03 | 薬膳・食育
太平洋側はこのところとても湿度が低くて、のどや鼻の粘膜が渇いてしまいますね。
粘膜の抵抗力が落ちて、インフルエンザも猛威をふるっているようです。

こんな時は「補陰」の食べ物を積極的に摂りたいところ。
で、
「白きくらげを料理に使うといいですよ」と漢方相談のときに伝えるのだけど、
「シロキクラゲってどんなものですか?」
「クラゲですか?」と真面目に聞き返されることもしばしば。

きくらげには黒と白がある。
黒きくらげはおなじみだけど、それでも自宅の料理にはあまり登場しないみたい。

中華食材売り場(またはコーナー)でしか見られない食材ではあるけど、
中国の人に聞いた話では、特に女性はこの白キクラゲを美容食として欠かさないとか。


帰経は肺、胃、腎。滋陰潤肺作用によって、肺経の渇きや肌の乾燥によい。

更年期の人も体が干からびてくる時期なので「補陰」は重要。
ちなみに薬膳の本によれば、更年期には銀耳だけでなくユリ根、クコの実も一緒に。


これを水に浸してもどす


10分くらいで3~4倍に膨れる。これをよく洗ってスープに投入。


この日は、前日に手羽先を煮込んだスープが残っていたので、これに入れて30分くらい煮ました。
仕上げにユリ根も入れてさっと火を通す。
これで明日は、若返る、かも。


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