今が旬のものをざっと上げてみたら皆、生薬で、辛味を持ち胃腸を温める働きを持っていた
・シソ(蘇葉)辛温 肺脾胃 散寒解表
・ラッキョウ(薤白)辛苦温 肺胃大腸 通陽散結
・ショウガ(生姜)辛微温 肺脾胃 散寒解表 温胃止嘔
・ニンニク(大蒜)辛温 小毒 胃大腸 殺虫止痢止咳
・山椒の実(蜀椒)辛熱 小毒 脾胃腎 散寒止痛燥湿 解毒駆虫
(( )は生薬名、味などの食性、どの臓腑に働くか(脾とは主に腸の働き)、そして作用)
梅雨でムシムシ暑くても、少なくとも胃腸は冷やしてはならないという「自然のお告げ」でしょう。
辛味とここちよい香りが胃の働きを促すので、消化も良くなること間違いなし。
先日、お客様が医者にたんぱく質を多くとるように言われたそうで、肉、卵、チーズですって。
ただでさえ梅雨時は食欲が落ち気味なのに、肉、卵、チーズといわれてもねえ。
胃もたれしやすい日本人には食べ方の工夫が必要で、様々なスパイスもありますが、こうした地のものの旬を逃さず利用するという知恵も普及してほしいものです。
中医学には味や香りの分類も調べつくされている。
体は、栄養素がそろっていればいいというものでもないのかもしれません。
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