漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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下気道での増殖から重症化?:新型鳥インフルエンザ

2013-04-30 | 漢方的話題
すでに中国では「板藍根(ばんらんこん)」(昔から抗ウイルス作用があるとして
使われる生薬)入手困難となり(なにせ養鶏の鳥にまで板藍を飲ませて予防しているそうだ)
先日発症が認められた台湾ではマスクの買い占めも起こっているとか。

『日経メディカルオンライン2013.04.26』記事によれば、
のどから上気道の『砦』をこえて下気道から肺に炎症がおこった場合に
重症化するのではないかということだ。
『4月12日には、最初に報告された3人の患者の臨床経過がNew England Journal of Medicineに報告された。3人に共通して見られたのは、咳や高熱など一般的なインフルエンザ様症状。検査所見としてAST、CK、LDH値の上昇、胸部X線写真では両肺野にすりガラス状陰影と浸潤影が認められた。全員が急性呼吸促迫症候群(ARDS)を来し、2人は発症から2週間以内、1人は約1カ月後に死亡した』

板藍茶のど粘膜は大切な砦

肺でのトラブルを予防するには
肺気を高める「黄耆(おうぎ)」がたっぷり配合された漢方薬がいい。
というわけで漢方予防策は、
板藍」と脾肺の気を高める「玉屏風散(商品名:衛益顆粒)」

ウイルスにあっさり負けないよう、体の抵抗力も備えておきたいものです。


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