漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

タカサブロウ・生薬「旱蓮草」肝腎を補う

2020-08-21 | 薬草・生薬

タカサブロウの花。大概、あぜ道ではなくて田んぼの中の縁にある

夏至のころに収穫する全草が生薬「旱蓮草(かんれんそう)」

花は8~9月に咲く。

拡大してみると、先日のヒマワリを思い出す。キク科。

タカサブロウと、花の時期が少し遅い(9~10月)アメリカタカサブロウがあるのですが、いまだにいくら目を凝らしてもその違いがよくわかりません。

旱蓮草が配合されている二至丸は、肝腎を補うので女性にはうれしい処方で、婦人科疾患の中医学書物のなかには頻繁に登場する。ですが日本の漢方処方にはないものなので、サプリメントとして商品名「二至丹」が販売されています。特に更年期頃の女性には良い処方だと思います

漢方家ファインエンドー薬局HP

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく

当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます ()
2020-08-22 07:00:53
タカサブロウが、『カンレンソウ』という生薬になるとは知りませんでした。

タカサブロウとアメリカタカサブロウ
どちらも似ていますが、同じ生薬として使われますか。

実家の山の中では、タカサブロウだと思ってみていますが、帰化植物も入り込んでいるかもしれませんね。
返信する
風さんへ (やく)
2020-08-22 09:51:14
中薬学の解説書にはタカサブロウの全草と記されています。
アメリカも同じ生薬成分を持っているなら収穫量はぐっと増えるでしょうね(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。