漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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気圧のせい、ってどうすりゃいいの?

2021-05-13 | 漢方的話題

お客様から「これは気圧のせい、だってツイッターに書いてありました」といわれことがある。

気圧が下がるよ、気圧が下がると具合が悪くなるよ、具合が悪いのは気圧のせいだよ、と警告があるらしい。

そんな脅し方は気に入らないなあ。「気圧のせい」と言うだけでは解決しないではないか。

低気圧がやってくると雨になり湿気が増す。つまり、湿気対策の養生をしよう!と言いたいらしい。

日本はもともと湿気の多い国で、体内に「湿濁」がたまりやすい。これがたまると、体内の巡りが悪くなり、四肢が重だるくなったり、頭重やめまい、肩こり、腰痛や神経痛などの症状があらわれやすくなる。

袪湿や活血の働きがある食べ物を食べ、よく体を動かして汗をかくことです。

ところで、育ち盛りの子供はほとんど天候なんて気にしません。
生命力が充実しているとどんな気象条件でも対応できるのです。中医学では「気」が充実していると考えます。「気」を補うのは主に「肺」「脾(胃腸)」「腎」です。

天候に左右されやすい人は、せめて漢方薬で胃腸だけは整えておきましょう。



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