夜間頻尿でよく宣伝されている「八味地黄丸」。しかし同じ夜間頻尿と言っても人によって体質は様々。
八味地黄丸は「腎陽虚」タイプに用います。なぜかというと体を温める生薬が配合されているからです。
「腎陰虚」の人が飲むと、顔がほてったり、イライラしやすかったり、眠りが悪くなったりなど、陰虚の症状が助長されるかもしれません。
そこで、自分が陽虚なのか陰虚なのかを判別してみましょう。
陽虚:寒がり、足腰が冷える、顔が青白い、尿の色が薄い、明け方寒くて軟便になる など
陰虚:暑がり、手足がほてる、頬が赤い、寝汗をかく、口が渇く目がカサつく、肌が乾燥する など
あなたはどっち寄りかな?
ちなみに腎虚の症状は
下肢に力が足りず、歩行が困難、骨がもろい、背中や腰がまがる、足腰が疲れる、痛む
めまい、耳鳴り、ぼーっとする、頭痛、思考力の遅鈍、記銘力減退(物覚えが悪い、物忘れ、痴呆症、認知症)、
排尿障害(頻尿、夜間尿、尿漏れ)、遺精、早漏、流産早産しやすい、閉経が早い
息切れ、息が吸いづらい、呼吸が浅い などです。
老化予防に腎虚の漢方薬がとても頼りになります。ぜひ体質に合ったものを選んで体調管理にお役立てください。
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