年齢とともに、質の悪い老化細胞が出現する確率が増すのですが、それがおとなしく消えずに周りの細胞に炎症を起こすのはなぜか?について「カズレーザーと学ぶ」という番組の中で解説がありました。
答えは、
「老化細胞が周りに炎症を起こさせるのは、自分を早く掃除してほしいという信号を出すため」
例えばがん細胞もミステイク細胞ですが、現実には毎日あちこちにできており、それでも元気に働く免疫システムがあれば、異常を感知してどんどんT細胞が活躍して掃除するので、むやみに増えることはありません。
現在研究が進められているのは、性能の良い免疫細胞(T細胞)をつくることなのですが、免疫システムをいじる結果どんな副作用(例えば激しい炎症など)が起こるか分からないし、今のところとんでもなくその治療は高額なのだそう。
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「年齢とともに落ちてくる免疫システム」
これを中医学的に考えれば、やはり「腎虚」です。
中医学でいう「腎」とは、脳下垂体、副腎、性腺、甲状腺、すい臓などのホルモン系は泌尿生殖器などの働き、免疫に対する働きなどが含まれ、からだ全体において重要な役割を担っている部分です。
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この「腎」を補う漢方対策のことを「補腎」といいます。何千年もの経験を重ねて処方された生薬の組み合わせ(補腎薬)を飲むと、なぜが体が元気になるのですが、科学的にまだ証明されずとも、理論よりも経験は強しといったところです。
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中医学は究極、不老不死を目指している学問なので、老化に対する解釈と対策はなかなか奥深いものがあります。
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