「虚血」は、
動脈狭窄:動脈硬化で各器官への血液供給が減り栄養不足に陥る
しびれ、疼痛、皮膚の色は蒼白または紫暗。狭心症などを起こすことがある。
対策:温陽活血
「うっ血」は、
静脈狭窄:静脈弁が閉塞して、主に下半身に停滞が起こる
足のむくみ、腫れ、皮膚の色は紫暗
対策:補気活血、去湿
狭心症は、寒さが体に入り込んだり、暴飲暴食、強いストレス、加齢などによって、体そのものの陽気が不足して起こる。
「陽微陰弦」:上焦陽気不足し下焦陰寒気盛
つまり、温陽活血に補腎を加えることが必要
補腎剤により下半身を温め、陽気を増して全体の血流を促す
補陽とか補気、補腎という対策が入っていますね。
血流を良くするだけでいいだろ、と思われるかもしれませんが、
気の不足つまり「虚」(ほかに血虚、陰虚などがある)、これを補うという考え方は西洋医学にはない概念で、元気になるためにはとても重要。
体の虚弱な部分が補われれば、治る力が増すのですから。
薬が病を治してくれるのではなく、自身の力が病を克服する
それを手伝うのが漢方薬だということです。
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