自力で気持ちよく排便できているかそうでないかは、体調の良し悪しに影響を与える。
例えば便秘だと、胃腸がつかえて妙な腹痛を起こすこともあるし、血圧も上がりやすく、頭に血が上ってイライラしやすかったりもする。吹き出物も引きづらい。下痢になりやすいと十分な食事ができないので体力低下につながり肌はやつれる。
さて、
自分は便秘症だという人に排便状況を伺うと、
「お腹がゴロゴロしてすっきりしない、しばしば水様便になる、おなかが冷たい、どうしてだろう」と困り顔で訴える人って、案外少なくない。
便秘薬の量や回数を減らしてみては?と提案すると、
「えー!そんなことしていいの?」と、驚かれることもしばしば。
特に、病院で便秘薬を処方されると、どうあってもきっちり飲まなきゃいけないと思ってしまうらしい。
ほかの生活習慣病(高血圧や糖尿病など)薬と違って、便秘薬は日々の状況に応じて調整することです。
また、
2~3日に1回は出るから便秘じゃないと思っている人も多いが、これは便秘症です。
排便は毎日1~3回くらいスッキリ出るのが理想。
便秘薬に頼り過ぎず、食事や運動、排便タイミングを逃さない規則正しい時間など工夫してみてください。
中医学では、慢性便秘は「虚秘」と言って、腸そのものの栄養不足か推動力不足の対策(滋陰養血や益気温陽)で腸を元気にします。
弱った腸を便秘薬で絞り続けるだけでは、便秘体質はなかなか変えられません。
漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく