漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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風に当たりながら寝てはいけない

2022-07-21 | 夏の養生法

猛暑とすごい湿気に負けてこのところご相談が増えている内容です。

朝起きると頭痛頭重、肩こり

この症状を訴える人が続きます。夜間の冷房や扇風機に当たりすぎて冷え、筋肉が強張ってしまうのだろうと思います。「風寒邪」ですから、頂調顆粒や葛根湯、または冠元顆粒などを飲んでおくとよいでしょう。

昔から、夜風に当たりながら寝てはいけない、頭を窓側にして風に当たって寝ると中風(脳卒中)を起こすと言われています。足側が冷えるとこむら返りを起こします。

下痢軟便

お腹に「風寒邪」が入った場合は、まず勝湿顆粒。長引いているときはご相談ください。

喉の痛み、イガイガ、熱っぽい

いわゆる夏カゼでこちらは「風熱邪」です。金羚感冒散や板藍根などがおすすめです。

体が重だるい、むくむ

夕食には温かいものを食べないと体の内側が冷え切って代謝が滞り、末端老廃物の掃除が進まず、むくみが残ります。
また、熱中症をおこした高齢者が「いつも水か麦茶を飲んでいたのに」と話しているのを聞きいたのですが、水分ばかりで食欲が落ち、栄養バランスが崩れると急激に体力が落ちてしまいます。

「気陰両虚」で麦味参顆粒などで元気を補います。

牛乳やヨーグルトなどたんぱく質を多く含むもので栄養補給しておきたいですね。
そして夏の「補気」の筆頭はウナギでしょう。

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