「汗をかきやすくなった」というご相談が数件続きました。
この頃の不順な天候の影響もあるとすれば、気虚を考慮すべきでしょう。
汗をコントロールするのは皮膚の機能。これ中医学では「衛気(えき)」といい、その力が落ちているのを「衛気虚(えききょ)」といいます。
寝汗がひどいという60代の女性のこと
食欲もなくお粥をやっと食べるくらいだそうで、痩せて体力もなく、心配性で気持ちも弱っています。
寝汗、痩せている、というのは陰虚も考慮すべきで、衛気虚と気陰両虚を養う2種類の漢方薬を選択しました。
きちんと飲んでいただいて、徐々に食欲が増し顔色が良くなってて、その後約2か月、まったく寝汗をかくことがなくなりました。なにより初めの頃より、ぱっと見が、元気です。
漢方対策の特徴は、「汗を止める」ではなく、汗をコントロールする「体力を養う」こと、つまり体の弱いところを建て直すのです。
ですから飲んでパッと汗が引くわけではありません。もしもそんなことがあったらそれは異常な状況だというのはわかりますよね。
散歩道、ミゾソバがたくさん咲いていました。
別名ウシノヒタイ、葉っぱの形が牛の顔に似ている
アキノノゲシがずいぶん咲き進んでいました
ナルコユリの実がどっさり
その隣に茂っているのはホウチャクソウ
農道ではチャノキの花が咲き始めました
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