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歩くおじさん

近所を歩くおじさんがいる。

一日二度は車で外出するけど、そのほとんど、肌感覚としては8割くらいの確立で遭遇する。





仕事が忙しくなると、書斎に閉じこもりがちになる。

そして運動不足に。

マズいと思いつつも、なかなか運動の時間も作れない。

物理的にも精神的にも。

運動と言っても「歩く」ことぐらいしかできないけど...




あのおじさん、

妻との間では、

「今年、大きな病気をして今は回復、体力が落ちたのでリハビリを兼ねて健康の為、近所を散歩している」

と、筋書きは出来上がっている。


きっとそうだ。



歩くこと、

今できる精一杯の、老いとの、病気との闘い。

歩くおじさん、見倣いたいものです。


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今生きていることの価値

今日は、同時期に共に病気と向き合っていたSさんの命日。

合掌。



この歳になって、精神的、肉体的に色々と不都合が出てくると、さすがに落ちこむことはある。

気になり出すと、頭の中がそのことで一杯になって、心の余裕なんて欠けらもなくなって...

っていう悪循環。



そんな時は、

まずは生きていることに感謝する。

更に、とりあえず、余命を告げられていないことに感謝する。

そう先は長くないにしろ、可能性としては100歳まで生きる権利はある。



そんな風に考えると、結構気持ちは晴れるものだ。

「生きているだけで丸もうけ」

本当にそうだ。



Sさんが亡くなった時、まだ小さい娘さんがいた。

その娘さんの成長を見届けることなく逝ってしまった無念を思うと、ぐずぐず言っている場合ではない、

と、励まされているような気持ちにもなる。



気持ちが沈んだ時は、

今生きていることの価値を思い出すようにしている。


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10月4日

今日10月4日は、もう1つの誕生日。

2005年当時のことを思い出すと、やはり今でも胸に来るものがある。

何年経っても。


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もの忘れ

今年、無事還暦を迎え、とはいえ自分自身にはその自覚は無く。

でも、よくもまぁここまで、とは思う。


自分の人生をグラフにしたなら、それはもう乱高下。

いい時っていうのも確かにあり、それを数倍上回る辛い時があり、


結婚して家を建て、子供が産まれてきてくれた辺りが一番てっぺんか。


たくぎん倒産だったりリーマンショックとか、経営的なピンチも何度もありつつ、

でもやっぱり一番大変だったのは移植の時。

グラフで言うと、ずうっと底辺、ゼロのラインを行ってる感じ。


入退院だけで丸一年、生活を持ち直すだけでも7、8年はかかったと思う。

肉体的精神的に加え、経済的にも。



でもまぁ人間、都合の悪いことは忘れる、忘れたい。

良かった時も辛かった時も、ちょっと前のことはすぐ忘れる。

明日のことしか考えてないし。

そもそも楽しいことしか考えたくないし。



前向き、だといいんだけど、最近は、直近のことさえ忘れる。

眼科に財布を忘れて行くのもそう。

TVで俳優さんの名前とか、まぁ出て来ない。

それでいて一日3度、薬を飲むことは忘れない。


頭の中が、やっぱり身体のことで埋められている。

認めたくないけど。

自分の手帳を見ても、毎月毎月、通院の予定ばかり。


小さなことが、段々と大きくなっていくのは怖いし、でも現実的だから、

とりあえず目の前のこと、一つ一つを大事にこなしていこうと思っているけど、これが難しい。


これから、何年生きられるかわからないけれど、最期の時、できれば人生のグラフが頂点にあるといい。


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リズム

肝臓移植して以来、日常生活の中心はどうしてもそこになる。

その中で仕事とプライベートをうまく調整してやってきた。

大変だけど、いい意味でバランスよくできて、もちろん「慣れ」もあって、いい感じでやってきた16年。


それだけに、その中に他の何かが加わるといきなりバランスを崩す。

去年の前立腺がそうだし、今年だと白内障。


正直、仕事をしながら日々肝臓と向き合っていくのだけで大変なのに、そこに更に予定していなかったものが加わると、

元々の大事なことまでがおろそかになってしまう。

40代、50代前半まではまだ良かったけど、最近、本当にダメ。



先日の眼科受診も、財布を忘れていった。

受付をして番号札をもらって、あと一人で自分の順番、というところで気がついた。

財布を忘れるなんてことは、記憶にないくらい過去のこと。


白内障手術の日程のことで頭の中が一杯だったことは確か。

なんと考えても仕事の調整がうまくはまらないから。



一応受付で、正直に無銭を告白。

次回の検査時に清算してくれればいいという「暖かい言葉」をもらい安心して受診。


結局、手術予約と説明だけで、検査等無かったので金額はゼロ。


でも何だかこれがショックで、いつもの、一定のリズムが狂った時、自分の中ではあり得ないことが起こる、

と、反省と自戒。


ちょっとしたことなんだけど、いつかこれが大きなことでやらかしてしまったら。

どんな状況でも、焦らずマイペースで、改めてそう思った一件でした。



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去年の今頃は

去年の今頃は前立腺手術の為の入院準備で忙しかった。

術前検査でPCR検査を受けたのが去年の今日。


なんとかコロナにも罹らず無事(?)入院することができたわけで、そう、入院することすら難しかった。


一年経って状況はあまり変わっていないようにみえて、でもワクチン接種が進み、

また、これからどんどん進んでいけば、さすがに少しは落ち着くと思う。




色々なことがあり過ぎて、癌の手術をした実感をあまり感じないくらい。

自分としては、病気はコロナだけじゃない、と強く思う方で、実際、手術延期とか経験してしまうと、

テレビをつければコロナ、コロナ、って、冗談じゃない、と。



世間全体を揺るがす「何か」が起きると、なんかすべてのエネルギーがそっちに向かってしまう。

でも、そんなこととは関係なしに、ずっと、ずっと何年も前から、自分の健康と、身体と向き合っている人がたくさんいる。


自分にとっても、自分の家族にとっても、「その他の大きなこと」より、

「小さくても身近なこと」の方がはるかに大事で、

言葉は悪いけど、世間の喧騒にかまっている場合ではない、のだ。



だからじゃないけど、

テレビやマスコミのコロナでのバカ騒ぎが、滑稽に見えて仕方ない。



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朝起きて生きていることがわかったらほっとする

突然生死をさまよい、いくつもの奇跡を経て生還、退院し札幌に転院して一か月、そんな知人と昨日電話で話しをした。

その彼の言葉の中で一番心に残ったこと、


「朝起きて、生きていることがわかったらほっとする。」


わかるわ~、この気持ち。

移植後から5~6年はずっとこの気持ち。体調の悪い時期は今もそうだ。


一時は、「朝起きて」がなかったらと考えて、「眠ること」が無性に怖かったこともある。

どんな目にあっても、死ぬ覚悟ができたとうそぶいても、生きたい、という気持ちは自分の中に本能としてあるみたいだ。

だからと言って、覚悟が揺らぐ、とか、そういうのでもなく、たぶん今なら余命を告げられても平気、

というのも、自身を持って(?)言える。



自分たちの年代になってくると、どこで誰がどうにかなってもおかしくない。

仲間と話しをしても、どうしても「どこが悪い、あそこがどうだ」ってそんな話しが中心。



昨日の彼の友人でもある、他の知人に言わせると、

「病気のことならかんぞうさんに聞け」って。

って、自分、そんなん?


確かに、最高難易度の肝臓移植と、癌と経験してしまったら、まぁ・・・




昨日の彼、このコロナ禍、面会禁止で外にも出られず、病室でただひたすらリハビリに励んでいたそうで、

通常半年かかる入院を100日で退院してきた。

まだ若いから、生活意欲も勤労意欲も豊富で、病気克服意識が強かったのは自分と重なる。

病は気から、闘病も気から、だ。



さて今、

入れ歯になり、

前立腺手術の後遺症の尿漏れは完治せず、

もう一つの後遺症、左脚痛は腰痛まで広がり、

テニス肘は通院中、

アレルギーは薬を止めると再発し、

飛蚊症は一向に治らず、白内障手術を控え、

眼鏡は一日に3種類を使い分ける、

そんな毎日の生活。


やっぱり自分、そんなん、だわ。



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モデルナ製ワクチン接種終了

8月16日、

モデルナ製ワクチンの2回目接種終了。

1回目と同様、札幌コンベンションセンターにて。

一般の方の接種も始まったので1回目よりも倍くらい混んでいました。


接種部の痛みは1回目よりも弱く、身体の違和感は直後から有り。

10時30分の接種後、約10時間後、22時時点で微熱、36.9度。

夜中、おそらく2時頃、38.0度まで上昇。

翌朝、37.5度。

昼過ぎには平熱に戻る。


熱以外では頭痛。

これは簡単に治まらず、一週間後の今は肩から頭にかけて全体の違和感。

服用したのは解熱鎮痛剤の「カロナール」。


周囲の、モデルナワクチン接種者の発熱率は極端に高く、接種翌日の予定は休養日に充てておくことをお勧めします。


あと、「モデルナアーム」と言われている、接種部近くの腫れ、赤み、痒み等の発現頻度も高く、

対処法としては、冷却シートや保冷剤で冷やすことで、腫れと痒みを抑制することができます。






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年金繰上げ受給

先日、年金繰上げ受給の手続きしてきた。

予想寿命と総受給額を測りにかけて。

繰上げの受給額と正規受給額の分岐点は、自分の場合、約77歳。
それまでは受給総額は繰上げの方がお得ってことになる。

77歳以降、うーん、多分この世にいない。

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肝臓移植とコロナワクチン

昨日12日、札幌コンベンションセンターでコロナワクチン(モデルナ)の接種、無事終了。

副反応としては、

腕のダルさは直後から、あとは2時間後位から腕の痛み。

21時頃から左膝裏の痛み。



基礎疾患あり、というよりも、

薬剤アレルギー有りで待機は30分。


コンベンションセンターは駐車できないので要注意。

時系列で言うと、

13時15分現着、受付
13時30分予約時間
13時30分〜13時40分看護師、医師問診
13時45分接種終了
14時15分待機終了


必要なのは、
接種券と予診票、本人確認書類、必要に応じて薬リスト。

体温は直前に測ってくれる。



接種後24時間経ち、

当初の痛み等以外の副反応なし。

発熱も今のところ大丈夫。

モデルナなので、2回目は4週間後で、8月16日。


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コロナワクチンの予約

両親が2回目の接種を終え、一週間が経ち特に異常はない。

義母が2回目の接種後、発熱があったので心配していたけど、まずは一安心。


妻は職域接種を受けることができ、すでに1回目の接種を終えている。 


で、自分。

基礎疾患ありで登録していて、今日、9時からの予約だったけれど、無事、予約終了。


昨日、ファイザー製の2会場が接種予約停止となり、残されたモデルナ製の会場に殺到して予約できないかと思ったけど、

予約時点では結構空きがあった。





予定通りワクチンが入ってこない、というのは事実なんだろうけど、でもきっと、余っている所には余っているんだろうと思う。

医療期間とか。



でもまぁ、医療関係者の接種率が100%っていうのを聞くと、通院する時の心配が少しは減ったかな、と。

明日は、白内障の手術予約に行くつもりで、今はまだ、入院か日帰りか迷っている状態。


ワクチンの目途が、一応ついたので、これからもう一度じっくり考えようと思っている。
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両親のコロナワクチン接種終了

両親のコロナワクチン、、昨日、二回目の接種が終了。

かかりつけ医での予約が取れなかったので、ホテルの会場で行われた集団接種で受けた。

妻が付き添いで会場内に入ったが、ホテルということもあり、接種に至るまでの導線がかなり悪かったみたい。



75歳以上、と言っても色々な年齢幅があり、しゃんしゃんと歩ける人はいいけど、90歳を超え、耳が遠く、ろくに歩けない人

には結構キツイものだったようだ。


それでも、これで二回無事終了、副反応も今のところ出ていないのでまずは一安心。


しばらくは様子を注意深く見る必要はあるけど、感染リスクは少し下がったかと思う。



さてあとは自分たち。

妻は会社での職域接種があるようだけれど、抽選になるみたい。

自分は、札幌市の、基礎疾患ありで先日登録し、間もなく接種案内が届く予定。


基本、接種するつもりだけど、最後はリスク(特にアナフィラキシー)をよく考え、担当医師にももう一度確認するつもり。



今年の年末には、希望者全員接種、できてるのかな~。

その頃の感染状況、どうかな~。
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慣れ

知人に聞いた話しだと、50代で部分入れ歯になってしまった人のほとんどが、

入れ歯の痛みとか違和感に慣れずに外してしまった、ということで、同じようなことは

歯医者さんにも言われた。

無理せず、着けたり外したりでもいいですよ、と。

ただ、外しっぱなしにしているといずれ合わなくなるから、と。



右の歯から、下前歯の裏を通して左の歯でも支える仕組みなので、大きさも結構なものとなる。

なので慣れるまで大変かな、なんて考えていたけど、

なんと、

今や、

むしろ、


着けてない方が、どちらかというと違和感、という感じになってきた。

やっぱり、

身体に、

変なものを身に着けることに慣れっこになってしまっているんだと実感。

あとは、慣れ。

人間、大抵なことにはいずれ慣れる、というのが実体験としてあるので、そこは信じられたこと。



でもまぁ、すべては結果オーライ。


あとは、というか、次は、

白内障の手術の予約。



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前立腺、入れ歯、白内症、テニス肘

去年初めの前立腺異常から、悪い流れが止まらない。

歳を重ねていく中で、どれも避け難いもの。


いまの救いは、多くの人が抵抗感があってすぐ外してしまう部分入れ歯、

これの違和感があまり無いこと。

結構受け入れている。


いままで、胆管チューブとか、色んなものに縛られてきて、

そういったものに耐性ができているのかもしれない。


あと、入れ歯と入れ違いで、尿取りパッドが取れつつあること。

歳を取る分、余計なもの少しでもなくして、身軽になっていきたい。

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入れ歯生活

今年2月から通い始めた歯医者も今日で一旦終わり。

そして今日から入れ歯生活。部分入れ歯。



今日初めて装着した感じは、やはり、気にし出すと凄く違和感。

異物が口内にいきなり入るわけだからしょうがない。


できるだけ気持から追い払うようにしているが、まぁ何日か経つと慣れるでしょう。



体に異物が取り付く感じ、その耐性は強いかもしれない。

なんか、色んなものにまとわり付かれていたからなぁ。

もう、こうなったら、体の内部に刺さり込んでないだけ良しとしよう、っと。



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