goo

精神的にも肉体的にも疲れた一日・その二

家を出る頃は少し痛みが弱くなっていた。

妻の職場までは妻の運転で、その先はなんとか自分で運転し、やっとの
思いで病院に着いた。

最初に採血の時はかなり痛みは治まっていた。
一緒に採尿カップも渡されたのだが泌尿器科でもまず初めに採尿をする
はずなので不思議に思ったが、確認する元気もなく採血の後に採尿も済
ませた。

治まっていた痛みが泌尿器科に向かう途中、ぶり返してきた。
受付に着く頃には痛みがピークに。
苦痛で顔を歪めながらも、診察カードを見せ、

「採血の時に採尿も済ませてきたんですけど、ここでは採らなくていい
ですよね」

確認しながら看護師さん、

「こちらでも採尿はありますよ、出ないですかね」

「今採ってきたばかりなので無理だと思います」

「今日は診察ですよね、もし出ないようなら水分を取って、時間をおき
ましょう」

「あの、昨日から石で痛みだして今も痛くてちょっと・・・」

「そうでしたらなお更、直接顕微鏡でみたいのでなんとか出してもらわ
ないと」

段々痛みで立っていられなくなってきつつ
(なんで検体を共有できないんだ、そんな簡単に出るわけないですよ)
と訴える力も残ってなく、

「わかりました、ちょっと横になって様子をみます」

と従順な患者になって、看護師さんにマズい水を貰って、横になった。


途中、看護師さん、

「やっぱり出ませんか」

「無理ですねえ」

「そうですか・・・、ちょっと先生に聞いてみますね」

さらに時間が経ち、結局呼ばれたのは約2時間後。
その間、痛みで起き上がれなかった。


診察が始まり医師が、

「やっぱり出なかった?」
「はい」

それから採血してくれだの、CTを撮るだの言うものだから、

「採血は朝してますけど。その時に採尿も」

「あぁそうなの、だから出なかったんだ」

(そうだっちゅーの、なんで出ないと思ってたの。看護師さんからどう
伝わっているのよ??)

2時間待たされた意味はなかったのか~(診察予定9時)


エコーの結果、左腎臓が腫れている事がわかった。

「まず間違いなく石ですね。石自体は恐ろしくないですから、痛いです
けどね」

(はい痛いです、しかも物凄く)

「熱が38度以上になったらすぐ連絡して下さい。入院してもらうこと
になります。熱が高くなるとおっかないですからね」
「あっでも今、病室混んでるんだよな」

(病室が空いてなかったら、おっかなくても待たされるんでしょか???)

「あとこの後、CTとレントゲン撮って下さいね」
「結果は・・・、今日は昼から泌尿器科誰も居ないので又来てもらうこ
とになりますが。宜しいですか?」


駄目って言ったらどうにかしてくれるんでしょうか!!

「採尿のことがなくて、9時に診て貰えていたら、日を改める必要が
なかったんじゃないですか!!!」

などという事はこれっぽっちも思わないかんぞうでした。



こうしてようやく前座の泌尿器科が終わり、本番の第一外科へ向かう
のであります。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする