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静かに

明治、大正、昭和、平成と、激動の時代を生き抜き、100年と6か月、祖母が
逝きました。


それはそれは静かな最期だったようです。




ちょうど病院にいた姉から連絡をもらい、自宅にいた母を伴い病院に向かった
けれど、残念ながら死に目には会えませんでした。16時43分でした。


せめて母には最期を看取らせてあげたかったけど、ずっと面倒をみてきた母には
一緒に居させてあげたかったけれど、それだけは残念です。




でも寝た切りになってから「痛い、痛い」が口癖になり、座薬の痛み止めを欠か
せない状態だったので、その分、死に顔は安らかで、100年を生きた自信さえ
感じられる表情でした。






思い出すのは5年前、「※※ちゃん(わたし)が元気になるまでは絶対死ねない。」
と言って気を張っていた姿。

「何かの足しにしなさい。」と言って、一時退院中の自分にお小使いをくれた事も。



両親共働きだった子どもの頃は典型的なばあちゃん子。

母親と一緒に寝た記憶は殆んど無いけど、常に子どもの自分の隣りには祖母がいた。






100年、凄いなぁ。真似できそうもないや。






そんなばあちゃんに、

「トイレの神様」から言葉を借りれば、


おばあちゃん
おばあちゃん
ありがとう、

おばあちゃん
ホンマに

ありがとう。




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