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今年の漢字

今年の漢字が「絆」に決まったけれど、「絆」っていう漢字、書けなかった自分が情けない。



そういえば、確か入院していた頃の「24時間テレビ」のテーマも「絆」だったような。





「絆」っていうと、もちろん生きている人間の中での話しだけれど、だけど震災では考えられないような
多くの人の命が奪われた。

復興、復興って騒ぐけれど、まだ見つからない人が多数いて、おそらく今後も見つからないだろうことを
思うと、ちょっと、なんとも言えない、虚しさというか複雑な気持になる。



人の死って、大きくて、でも本当はちっぽけなもののような気が、ここ数年そう感じる。




人一人、不幸にも亡くなるまでは本当に大変。

本人はもちろん、家族、友人知人まで巻き込んで。




どんなに存在が大きかった人でも、そんな人でも亡くなってしまうと、周囲はそれなりに回り出す。

これが死なのかっていうほど。





そして一周忌、三回忌と年数を自然に重ねていく。






今年、多くの命が、一瞬に奪われた。

その陰で、ひっそりと、でもその周囲では大きな悲しみを伴って奪われた命もある。





今年こそ「死」についてとことん考える年は無いように思うし、今年だけであってほしい。


だから今年の漢字は、あえて、



『死』



「死」について真剣に考える年があってもいいように思う。

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