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人生いろいろ

浅田真央さんのお母さんが肝硬変で亡くなったというニュースを見た時、妻が口にしたのは、

「移植の道はなかったんだろうか?」





移植で助かった自分と妻にしてみれば至極自然な発想だけれど、当然、そのことは考えられただろう
し、色んな情報を見る限り、以前旦那様がドナーになり移植していた、とか、娘さんからのドナーの
申し出は頑なに拒否しただとか、いずれも真偽は定かではないけど、それはそれで大きな葛藤があった
ことは想像できる。





生きる為に何を成すべきか、とか、どこかで、生きることを諦める時がくるのか、とか、その考え方、
その行動、それはそれこそ人それぞれだ。

なのに、

色んなものを目にしていると、そりゃぁまぁ、だれかれということなく、好き勝手なことを言っている。


娘からなら駄目で、他人からならもらうのか、とか、旦那は元々他人だから適合しずらい、とか、
移植で助かるような状態でもなかった、とか、健康な人の腹を切っていいのか、とか、挙げ句、ドナー
だってあれだけのリスクを背負い手術を受けるのに保険がおりない、まで、よくもまぁ色んなことを
言う人がいるもんだ。



これら、全部自分自身にも振りかかってくることでもあるだけに、考えることも多い。






でも、どれもこれも、良いも悪いも、今の移植医療の現実なんだろうと思うし、色んな意見があって然り、
移植で生かされている自分にとってはすべて受け入れて生きていかなければならないこと。






真央さんのお母さんはずっと長い間闘病されていたようで、真央さんが遠征に行く時は、常に、これが
最後と思っていた、と話していた。

そんな中でアスリートとして最高のパフォーマンスをする事はもの凄く大変なことだと思うけれど、それを
秘めながらの競技、不調な時にはいたずらに有らぬことを言われながらの競技、選手として当たり前、
なんて軽口を言うヤツが必ずいるけど、それは必ず耳に入り、それさえを跳ね付けながらの競技、
本当にスポーツ選手は大変だと思う。






みんなさぁ、少なからず、常に何かを背負って生きているんだよね。

でもそれは他人には絶対わからないこと。


わざわざ言って回らないし。


だから、

あまり他人のことをとやかく言うことは止めよう。


みんなそれぞれだから。

考え方も行動力も。置かれた立場も。




人生いろいろ/鳳仙花
クリエーター情報なし
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