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病気をして以来、ものすごく音に敏感になった。



入院中、体調が悪い時は特に、大きな音に、抵抗感というか恐怖感というか、そんなものを感じていて、
よくお見舞いの父に、

「もっと小さな声で話して。」

と言っていた。



そんなことはそれまで一切無かったことで、それでも体調の悪さがそうさせるのかと思っていたら、
なんと今でもそうだ。

耳が遠いんじゃないかというくらい大きなボリュームでTVを見る長男が帰省してきてからというもの、
リモコンのボリュームボタンが大活躍する。




でもよく考えてみると、だるくて横になっている時がほとんどだから、やっぱり体調が落ちると、
大きな音というのは、半病人にとってもかなりの脅威になるのだと思う。




たかが「音」、気にするな、と言われればそうだけど、でもそれがざわざわとした、絶望感みたいな
ものと一緒になって襲ってきたら洒落にならない。




カラオケの、耳につんざくような大音量だと、全然気にならないんだけど・・・




人体の驚異![音と耳と声]の謎と不思議 (KAWADE夢文庫)
クリエーター情報なし
河出書房新社
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