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60歳まで、そして60歳から。

もしかしたら44歳で終わっていたかもしれないこの命、悪運が強過ぎるのかあれから8年が経ってしまった。

この8年の間も色んな事があり過ぎて、何で助かったのか、とか、どうやって凌いできたのか、とか、
ゆっくり落ち着いて考えることもなかった。

ただ、ブログをずっと続けてきたおかげで、ある程度は客観的に自分自身を眺めてくることができたかな、
とは思う。




今、日々の生活が若干でも安定してきたせいか、少しだけ将来のことを考えられるようになってきた、気が
する。

少し前までは、何かやろうと思っても、始めた途端病院生活になったら、と、どうしても考えてしまって、
自分で自分にブレーキをかけていた。

それは仕事でもそう、家庭のことでもそう。



変な言い方かもしれないけれど、「いつどうなってもいいように」生きてきた気がする。







一度無くした命、好きなことをやって、自由に、悔いなく、思う存分に・・・



なんてできるわけがない。

そんなの、生活の不安の無い、一部の人だけに与えられた特権だろう。




得られたものも多かった反面、失ったものは、はっきり言ってそれ以上、倍も三倍もあるのだから。

毎日が精一杯の8年間だったのだから。




「この病気で得たものは多く、決して後悔はしていません。」

絶対、言えない。冗談じゃない。





だからこそ、と思う。

大事なのはこれからだ、と。

失ったものは取り返せないとしても、もしまだ何年か生きられるなら、新たなものを掴み取ることは
できる。きっと。



最近気になる言葉は、



「人生60歳から」




自分の周りも、60歳を前に状況が好転する要素がいくつかある。

なんとかそれに乗っかれるようにこの数年を生きなければ。

そしてその為の準備をする期間でもある。





健康でいたいなぁ~、60まで。(もちろんその後も)

問題は金か~。

仕事と両立、しなきゃねぇ~。

病院、呼ばないでね~。行きたい時行くから。




人間、60歳からが一番おもしろい! : この「ぜいたく時間」の過ごし方 (知的生きかた文庫)
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誕生日を目前にして、嫌でも歳を意識させられ、ふと思うのでした。
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