青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

紙芝居の風景 ~明和工業・ポインター

2021-08-18 | 昭和・懐かしい北摂の風景

1966年頃、阪急・蛍池駅近くの山所池(やまんじょ池)公園に来ていた、本当の「紙芝居」の写真です。

山所池は、文献で確認できる大阪府豊中市の1番古いため池で、文禄4年(1595年)にはありました。現在は埋め立てられ、豊中市立第18中学校になっています。

良く漫画や映画で描かれる紙芝居のように、おじさんが使っているのは自転車ではなく「バイク」ですが。(笑)

しかし、このバイクはただのオートバイではありません。明和工業という、戦時中飛行機を作っていた会社が発売して一時代を築いた、「ポインター」なんです。分かる人いるかな?

醤油せんべいか何かを買わされた記憶があります。出し物は「少年探偵団」だったかと・・。さすがに記憶が定かではありませんが、子供の僕も写っています。


アリサ ~梅田かっぱ横丁

2021-08-17 | 昭和の喫茶店

ここは阪急かっぱ横丁の入り口前、阪急電車の高架下を東西に(東は現在茶屋町タワレコ、西はDDハウス)通る道沿いにある喫茶店「アリサ」です。

初めて務めた会社での営業で売れなかった時、「あの時〇〇の営業より先に訪問していたら」とか、「こういう説明ができたら」と反省していると、偉大なる先輩Kさんが「営業は後悔したら駄目。お前は反省せんでいい!」とアドバイスしてくれた。「どうすればそうなれますか?」と訊くと、「30万円の授業料を払えば、1日で変われる!」と言うので、なけなしの30万円を貯金から下ろして、年末の梅田に出掛けた。

その時の待ち合わせ場所がここ。ドアを開けるとむせ返る様なタバコの煙が充満していた。豪華に見えるけれど、タバコ臭いお店は満員。

座ると、目の前に新聞を広げられた。「さ、どの馬買う?」

30万円を1頭の馬に全額賭けろと言う。(単勝:1着の馬だけを当てる。)時間は出走まで1時間半あるので、どれだけ新聞を読んでもいいから決めろと、スポーツ新聞、競馬新聞を全種類目の前に出されました。

選んだ1頭が「トウカイテイオー」。「何や、面白味の無いのを選ぶの~。何でこの馬や?」と訊かれた僕。「競馬新聞を見るのも初めてだし、僕はスポーツは柔道かゴルフ。後はプロレスに因んだ名前を探したら、テイオーがあった。テイオー=帝王=ゴルフの帝王=大好きなジャック・ニクラウス」と説明すると、「名前が気に入っただけか!」と爆笑されました。

そして馬券を買いに、このお店から梅田の場外馬券場に。「いいか、年末はいろんな奴がいるから、金は自分の番が来たら窓口に奥まで手を一気に突っ込んで渡せ。そこで怯んでたら、横から出て来た手にひったくられたりするから気を付けろ!」と、買い方まで教授されました。(笑)

「30万全部使うの?」「そう!勝つか負けるかは関係ない。そういうことを1度でもやった経験が必要。負けてもそういうこともあるよ・・という気持ちを持てるようになる。それで今のお前には30万は大金でも、開き直りの精神が身に付く」と教えられ、馬券を30万円買いました。

それが奇跡のトウカイテイオー復活劇の93年の有馬記念でした。競馬中継でアナウンサーが「トウカイテイオーよみがえりました!」と言っていたのが忘れられません。

ビギナーズラックと言われましたが、あの時のハラハラ感。馬券を買った時の緊張感は忘れられません。営業?売れても売れなくても大したことないと思えるようになり、翌年から販売成績日本一を目指す快進撃が始まったのです。

ちなみに、この喫茶店の並びにビリヤード場があり、高校の時は映画「ハスラ―」を見た事もあり、この周辺は、大人の来る界隈だと思っていました。


謎の石像 ~奈良・飛鳥遺跡

2021-08-17 | ぶらり散歩

誰もが一度は世界の不思議な遺跡に興味を持ったことがあると思うのですが、僕もその1人で、大学時代にそういう話をすると友人Sが、当時奈良に頻繁に行っていたこともあって、奈良の飛鳥時代の遺跡を案内してくれました。

奈良の遺跡巡りって、とにかく田舎。よ~く見ていないと見逃してしまうような所に点在しているのです。車かバイクを使って、1日遺跡を探して廻るという言い方が正しいかな?遺跡というより、ただの石探し!(笑)

1番興味があったのは、「酒船石」・・手塚治虫の「三つ目が通る」にも登場した石ですが、何に使われたのか不明の石です。お酒や薬を調合した等という説もありますが、どう見てもそんな説は不合理で、占いに使われたと僕は思います。これが竹藪の中にポツンとある。木の葉が石に積もっていました。置き去りにされているのです。女の子が1人で行くと、襲われそうな場所です。

「石舞台」は誰でも歴史の教科書で見たことがあると思いますが、デカイ!お墓なのか何なのか分かりませんが、ここは超有名なのに誰でも登れてしまう。この上で踊るのも自由です。(笑)超有名遺跡なのに、自由に触るどころが、ここで遊べてしまうことに、僕は何よりも驚きました。

「亀石」は神社の境内にポツンとありました。南西を向いていますが、西に向いた時、奈良盆地が泥の海と化すと伝えられています。

他にも田んぼから出て来た「猿石」など、奈良・飛鳥には奇石が沢山あり、本当に興味深かった。Sに案内してもらわなかったら、多分一生実物を見ることも無かったと思います。貴重な経験でした。ただ、奈良との往復や石探しで、疲れるほど車で走りました。今なら・・無理 😵


ヒロ・コーヒー ~伊丹店

2021-08-16 | 昭和の喫茶店

伊丹・軍行橋の近く、猪名川沿いにあるヒロ・コーヒー。

自家焙煎の珈琲という事で、数年前にはよく足を運びました。いつも混雑していて、味も悪いとは言いませんが、値段がちょっと高め。その割には従業員の接客態度が悪い。ヘッドセットを付けて従業員同士が連絡を取り合える割には、それが何の役に立っているの?と思える段取りの悪いお店でした。ヒロ・コーヒーは店舗によって、従業員の態度に差があり過ぎます。

誕生日祝いの飲食券1,000円を送って来たので、夜にバイクで走ると・・

7時閉店、ラストオーダー6:30 😱

ここは夜11時までやっていた本店なのに・・・。このクソ暑いのに、昼間にはとても行く気になれない。ラスト・オーダー夕方6:30では早過ぎる。

こうやって、また1つ、お店が無くなって行く・・。コロナ・ウイルスは、本当に生活を変えて行きます。


波の数だけ抱きしめて

2021-08-16 | 青春・名画劇場
 
お盆休みは雨が続き、まだ今週も雨予報。災害にまで至っている地方もありますので、大きな声では言えませんが、そういう地域を除けばこの雨は、コロナ感染防止に一役買ってくれたのかも知れません。
 
考えれば僕らが学生の時は、アルバイトをガンガンして車を買い、ガールフレンドを作り、あちこちに遊びに行ったり、スポーツに汗を流し、音楽を楽しみ、旅行に行き・・と、就職までの学生生活を実にエンジョイしたものでした。そして、社会の一端を伺い知ったものでした。
 
今の若者はコロナが流行する以前でも、スマホを使って手のひらの上の世界で遊んでいましたから、もはや僕らとは違う生き物だと思います。異性に興味の無い無趣味・・僕はそういう人は面白味が無いと思います。「学生時代の思い出は?」と質問され、友人たちの顔が浮かんでくる青春時代を、若い人には過ごして頂きたいと心から願っています。
 
そんな僕らの青春時代を再現した映画が1本。思わずブルーレイで購入しました。音楽も劇中の小道具も、本当に当時を偲ぶことが出来ます。80年代に青春を謳歌した方にオススメします。
 
 
松下由樹さんがミニFM局の開局を目指す中で、番組で流す洋楽レコードを買いに行くシーンがあります。思い出深いレコードの数々が出てきて嬉しくなりました。昔のレコード屋さんは、こんな感じでしたね。