天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

オーダーメイドの薬を作ってもらうの巻

2014-09-08 21:53:38 | 漢方覚書
すご腕営業キャットにすりすりごろごろされていたら、おやじが

「目に熱があるね、そんな時にはこれ」

と見たこともない生薬を出してきました。


龍頭鳳尾草。

漢方オタクとして興味があったので、おやじが出してきた生薬を試したくなりました。でも、おいくら?
はかりに入れて計量しています。
数字がはかりにでていておやじが指さします。重量?
ま、いっか。
おやじは問診してきます。
胸のあたりにつかえはあるか?
疲れやすくはないか?
睡眠はとれているか?

おやじは納得したようです。
カウンターの奥から黒い陳皮を出してきました。

黒い陳皮?!

陳皮は黒ければ黒いほど価値があるのです。
ちなみに陳とは古いという意味。古い、すなわち黒いものは高いのです。

あれ、カウンターのこれ…



真珠?!


おやじは机の上に↑を出してきました。
すでに粉砕されている生薬。中には真珠も!
私は楊貴妃かっ?!

またまた見たことのないものを出してきました。



三七花。

最後は粉末に。お湯に溶かして飲んでね、と。その場でお試し。最初は苦いけど、後はすっと喉に入ってきます。



さて、これらの生薬を帰国後調べました。するとすべてに“高級”という冠詞がついておりました。

そうです、私が思う以上の、高額お会計になったのです。
エアーとホテル代を抑えたにも関わらず!それらよりも高いくらい。

きゃー?!
いや、

ぎゃー?!

カードで支払いました…。でもまあ、四か月分とおやじは言うてたのでそれならありえない数字ではないんです。
微妙に言葉が通じるので話が進んじゃったわ。
適当に相槌を打たない、これが教訓。
しかし、漢方オタクとしてはいいネタを拾いました。

調べた結果、
龍頭鳳尾草は、喉にいいとされていて香港では歌手や司会者が飲んでいるそうです。おお、おやじ、グッチョイス!
さらにもうひとつの効果が…強壮剤。
それでおやじ、お腹の子どもがどうのこうのと言うてたのか!
いやいや、その前に相手をだな…(以下、略)
三七花は朝鮮人参と同じ種類の花らしいです。

帰国後調査を進め、値札に書いてあるのが克(グラム)ではなく、両と銭なことを発見。えー、そんなんガイドブックに書いてなかった~(普通、量り売りのものを買いません)。

これで手放せないくらいの効果があったら、このお店にまた行きます!
おやじ、待ってろよ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾物屋のにゃんこ

2014-09-08 20:27:45 | 雑記


香港の乾物屋で働くにゃんこたち。
乾物屋で何軒か猫を飼っていたので、これはきっとネズミよけではないかと思いました。
…連れて帰りたいっ。おい、のらっちよ、働く猫を見習え!



上、二軒は上環にて。





こちらは、油麻地。この子はめちゃくちゃ愛想よしで…私はここで高い買い物をしてしまいました。すご腕営業キャットでしたわ。


乾物屋のわんこは職場放棄して、隣の管理人さんを眺めてました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬膳材料の買い出し

2014-09-08 20:27:11 | 漢方覚書


漢方とは中国から日本に入ってきて日本で成立した東洋医学で、中国語では伝統的な東洋医学を「中医」と言います。
薬に限らず薬膳としても生活の中に根ざしているので、原料は乾物屋に売ってあります。

香港島の上環の問屋街に。宿のある油麻地にも乾物屋はたくさんあって値段もさほど違わないようです。



酸梅湯は、烏梅(梅の燻製みたいなの)と甘草なんかが入っていて煮出して飲むジュース。夏バテ防止です。
その上のパックは北京同仁堂で買ったまいたけやら生薬が入ったスープのもと。38香港ドル(570円くらい)。
それ以外には白きくらげ、黒きくらげ、はとむぎ、ハスの実、4袋で107香港ドル(1605円くらい)。
香港は物価が高いので、食事もちょっと安いかなあと感じるくらいですが、乾物は輸入経費がかからないだけあって安い。
去年、漢方薬の残留農薬の件で大騒ぎになっていたらしいので今は改善されていると信じて…。
(漢方薬の服用に関してたまに質問されますが、日本メーカーのものに関しては自社基準を設けて検査されています)

スープ用のパックは街中にもたくさんありまして、



蛤蚧って、なんやねん?!オオヤモリだそうで…そういえば漢方スクールにもいらっしゃったなあ、と。
(オスメス、つがいで使わないといけないと聞いたことがあったような…)
隣のにはヒトデとかタツノオトシゴとか、海辺の土産物のようですがこれもスープの素。
(海龍=ヨウジウオ)
これ写真に値段を写さなかったのでいくらか分かりませんが、とても高価という訳ではありませんでした。
後、亀の甲羅が入ったスープの素も。ほんまに家で作るの?ねえ、作るの?

帰りの荷物検査のときに「ひとりですか?」と言われ、パスポートを見てから通されましたが、あれ出入国のはんこがもっとついてたらスーツケースの検査になっていたかも。私がなにを持ちこむというのですか?!
…オオトカゲがでてきたら別室行きやったかな??
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする