水たまり 辿りて渡り 聖福寺
梅士 Baishi
かつて入梅と言えば、畳に青かびが生え、場所によっ
てはきのこまで生えていたように思う。
入梅したとは言うが、冷たい雨である。
今年の冬の寒さと言い、世界各地の豪雪といい、CO2
が増えたことによる寒冷化が進んだせいだろう。
上空でドライアイス化現象が起こり、雹が降ったりも
する。
五月だというのに、福岡で雹が降ったところがあった。
雨上がりの19時、店じまいをした。
外はまだ明るい。
さすがに夏至に近い明るさである。
帰り道、禅寺の聖福寺の裏門がまだ開いていた。
夕暮れの大きな屋根の周りを散歩した。
懐かしい水たまりやぬかるみがあった。
長靴が楽しい、雨の風景である。
新刊書が出ていた。
大川隆法著 幸福の科学出版刊『アトランティス文明
の真相』である。
『太陽の法』で、歴史の概要は描かれてはいたが、文
明の記述は主題ではなかった。
その文明の真相がほんの一つまみではあるが、砂金の
ように開示されていた。
■ CO2による地球寒冷化現象。
■ クリーンエネルギー技術とピラミッドの秘密
■ 現代に知られない人種の存在と殲滅の罪
■ 人間に秘められた超能力と宇宙時代の条件・・・。
トス様の時代の、女性も男性もない男女対等の社会観
が示されていた。
これは、観の転回を迫る示唆である。
日本の伝統的な男女観、家庭観を基準としてきたこと
が、歴史的な縛りであったかもしれないことに気付いた。
結婚も、家庭もいらないところまでゆくという。
すると、子供は母子家庭に育つのが当たり前になり、
時々父が通って子育てを手伝うという具合なのだろうか。
人工授精の技術を使えば、自分の子供を「生む」こと
が男にもできる。
クローン技術でもあろうか。
しかし、アトランティス後半の時代、霊を信じない科
学信仰のままにクローン人間を工場培養し、奴隷として
使うということが行われたという。
それも神の怒りを買い、劇的なアトランティス大陸海
没という天変地異の一因になったという。
文明の進歩のためには科学技術は欠かせないが、その
傲慢が神を否定し、霊存在を否定する唯物論となるとき、
悪魔の勢力となる。
得体の知れなかったホーキング博士も、その代表であ
ることが分かった。
しかも、宇宙的悪魔の窓口となっていると言う。
悪魔とは神の権威を否定する意識存在である。
その誘惑を乗り越えなければ、文明は滅亡を迎えるこ
とになる。
悪魔とは、そうしたハードル機関というべきかも知れ
ない。
唯物論科学が文明を滅ぼすと言う歴史的教訓を悟らな
ければ、次の発展ステップには進めない。
【 信仰とは創造のベクトルである 】
心に描ききったことは実現するという。
創造とは、心が生み出す物理現象でもあるということ
だ。
すなわち、創造とは未知のものを心に描く力、信じる
力であるといえる。
信仰とは、理想的創造の意思というべき神の思想を信
じることである。
信仰とは、もっとも単刀直入な創造入門にほかならな
い。
優れた未来ビジョン、それが、宗教の発展的価値とし
てあるということである。
宗教をこばかにする者が日本では「常識人」として通
用するのだろうが、そうした者に未来を開く創造性は認
められない。
人間の霊性を否定する者には、品格というべき優れた
人格は認められない。
日本がそうした者たちの集まりであり続けるのであれ
ば、日本の使命は果たせず、存在の意味を見失うであろ
う。
日本文明は滅亡するであろう。
信仰という創造のベクトルを認め、一流を目指して自
助努力することが求められている。
信仰上級というべき観自在力を開拓したいものである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi