雨宿り 住むほども降り 仮の宿
梅士 Baishi
台風一過の朝である。
昨日は、雨が上がったと思って出かけた庭園で降り始
めた。
庭の小さな門構えに雨宿りした。
立ち止まっていると、そこにもいろんな風景があるも
のだ。
しかし、いつまでも雨は止まなかった。
暴風雨にさえなった。
携帯も不携帯だった。
このまま、ずっとここに立ち尽くして住まなければな
らないかのようだった。
雨はついに止まなかった。
小雨になったところで飛び出した。
なんのことはない。
人はみな傘をさして歩いているが、少々の雨くらい傘
がなくてもおそれるに足りない。
蛙には快適な雨である。
それで久しぶりのプールに出かけた。
強いキックのバタ足200m、蛙にはありえないくら
いハーハーと大呼吸をした。
あらかた、まわりの空気を吸い込んだ後、バタフライ
に挑戦した。
昔のように、ざば~っという波が立たない。
50mも泳ぐと、沈没しかけた帆船のように岸にたど
り着くという有様である。
そして今朝は、右肩が三十肩のように痛い。
そういえば、このあいだのバトミントンの疲れが残っ
ていたかもしれない。
この世の楽しみは、水、風、重力を身体に感じて、大
いにスポーツを楽しむことにある。
おおいに汗をかき、スリリングであるというのが、こ
の世の魅力に相違ない。
ああ、だから、自殺なんてもったいないし、迷惑なこ
とでもある。
死ぬ前に実験することだ。
プールに行って泳いでみよう!
砂浜で走ってみよう!
雨の日に歌いながら歩いてみよう!
どうせ死ぬぐらいだから、できないことはないことば
かり、死んでからではできないことばかりである。
この世の不条理も、思い次第では芸術になる。
雨が降ったら雨宿り、疲れたら休めば良い。
腹が減ったら、とりあえず千円借りて、腹いっぱい食
えば良い。
あとは働いて、出世して返せば良い。
人生は一冊の問題集。
問題とは不都合の塊である。
だから、面白い。
大いに、生きるべし!
【 生めよ増やせよ 】
生まれたい人たちが沢山霊界に順番待ちをしている。
こんな面白い時代はない。
日本を救え、新しい繁栄を開こうと思って控えている
優秀な霊人たちも沢山いるはずだ。
まして、日本に生まれることは最高の当選番号である。
だから、どんな不都合があるにせよ、堕胎などしては
ならない。
結婚できない事情があるとしても、いずれ、未来は母
子家庭型になるとも考えられるのだ。
女がそれだけ自立しているということである。
子供のためだと言うならば、生まれる前にチャンスを
奪ってはならない。
かつて、紫式部も堕胎されてこの世に出ることができ
なかったと嘆いていた(霊言)。
だから女性よ、自立せよ。
結婚は必ずしも正解ではない。
女性よ、そんな時代であるから、堕胎をしてはならな
い。
産み落とせ。
その後は、子供の運に任せよ。
モーセであっても、川に捨てられたのだから。
だれかが拾えるようにすればよい。
子供は宝である。
捨てる親があれば、拾う親がいる。
それでも、幸せなことである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi