ウンランの 霞し野辺に 球を追い
梅士 Baishi
五月連休最終日になった。
旅の宿も今朝のあわただしいチェックアウトを最後に、
再び閑散とする。
「お疲れさまでした。またお盆の繁忙期にはお願いし
ますね。」
パートのスタッフも解散する。
今年の春のグランドゴルフは、コースを一周するだけ
であっさりと引けた。
昨年はたしか、サークル・イン・ワンを連発したのだ
ったが・・・。
季節ごとに草の様子、落ち葉や雪などの様子によって
も球の転がり方が違って手元を狂わせる。
80歳を過ぎても、いつの間にかしゃんとして歩いて
いる。
手軽に、しかし技術をも楽しめるウォーキングスポー
ツである。
宿の隣で野趣あふれたGGを楽しめるというのに、利用
する人は少ない。
PRも指導もないから、関心を引かないということもあ
るのだろう。
旅の目的も、雲仙の温泉やミヤマ霧島、普賢岳観光、
島原城見物など、ガイドブック的な観光が中心で、手作
り感に欠けている。
ゴールデンウィーク中とはいえ、黒日の雲仙は閑散と
していた。
「一見客はお断り」とお高くとまっていた宮崎屋旅館
や福田屋なども客離れが著しい。
日本最初の雲仙カントリーゴルフクラブがあるが、宿
泊してまでやろうという客は少ない。
温泉に甘えて傲慢になっている間に、他の観光地の創
意工夫に後れをとり、観光の光を見失った結果だと言え
る。
値段が高いわりには、ホスピタリティーは三流、料理
もさほどではなく、観光ガイドサービスがあるわけでも
ない。
世界の大富豪が来て満足するかと言うと、そもそも大
富豪の事を知らないだろう。
高齢者観光と言っても、高齢者の日常的な孤独と不安
を知らない。
顧客中心主義のおもてなしも、マーケティングも、そ
ういうことのできる人材もいないというのが、雲仙観光
衰退の致命的な欠陥だろうと思う。
要するに時代遅れなのである。
【 観光産業の建て直しは経営者教育からやり直せ 】
大手の旅行社は大卒に人気だが、定着率は悪いのでは
ないか。
旅行手配の会社には人材がいるが、受け入れ側の観光
地は観光課の公務員と観光旅館には人材がいない。
そもそも公務員に産業育成の資格も適性もない。
観光旅館は地元の資産家ということで家族経営、スタ
ッフの大半は地元のパートでろくな教育も受けていない。
結局、観光地に人材がいないし、大卒が就職したいな
どという職場ではない。
これほど憂鬱なストレス社会だと言うのに、観光地が
衰退するとはどういうことか。
観光業界にマネジメントという思想がない証拠である。
一部に星野観光グループの躍進があるが、観光の躍進
にはまだまだ草分けにすぎないだろう。
観光産業の質は、日本の文化の質でもある。
外国人にとって珍しいというだけでは本物ではない。
日本人に満足してもらってこその国際観光である。
日本人がだめなら、中国様に・・・という売国奴的な
安易な発想が席巻しているのもなさけない。
福岡市役所の木端風情が出過ぎた真似をするな!
観光と言えば中国御一行様頼みというこれまでの発想
は実に賤しいご都合主義である。
いかに、日本の観光産業が堕落しているかということ
である。
《観光産業復興の課題》
1.敵は公務員である。観光産業への行政規制を見直し、
自由化すること。
2.自治体の観光課を廃止し、自主的な活動に任せること。
3.旅行社をハブとして、人材の流動化とマネジメントの
強化をはかること。
4.観光人材の教育を徹底すること。
5.黒日観光を活性化するための政治活動、マーケティン
グ活動を強化すること。
6.観光は交通産業と心得て、交通革命の推進をはかること。
7.「ストレス社会に非日常的な安らぎと文化を」
8.スポーツ観光の開発を課題とすること
9.「観光」の光の中心に宗教があると心得ること。
観光復興の核となるのは、宗教である。
宗教なき観光は堕落する。
宗教施設、宗教祭礼を観光の中心から外してはならない。
おそらくは、幸福の科学の拠点は観光のメインともなる
であろう。
世界から注目される光だからである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党